「輪島朝市」千年以上の歴史舞台が“焼け野原”に…地元住民「言葉にならない」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年1月4日)
今なお被害の全容が見えない「能登半島地震」。
大規模な火災が発生したのは、輪島市の観光名所「輪島朝市」周辺です。激しく燃え上がる炎が鎮圧されたのは地震発生の翌日、2日の午後でした。
市場周辺は一面、すべてが焼き尽くされていました。建物は崩れ落ち、がれきと化しています。変わり果てた街の姿にぼうぜんと立ち尽くす人もいました。
周辺の店舗や住宅など200棟以上が焼けました。焼失面積は、およそ4000平方メートルにも上るとみられています。火災の発生から40時間ほどが経った3日も、まだ至る所で煙が立ち上っている場所がありました。
朝市通りで店を営む人
「跡形もなくというか、こんなことになるんだという感じ。多少は形が残っていないかと思ったので。今、避難先なので、避難先で役に立つものがあるんじゃないかと思ったのですが、全然だめでした。これからのことより、きょうどうするか…今はそれしか考えていない。落ち着いてきたら、違う考えになるかもしれないですが。とにかく、きょう頑張って。一緒に避難してる人たちと頑張っていきたいなと思います」
■地元住民「こんなにひどいとは…」
1000年以上の歴史を誇る「輪島朝市」。売り子の笑顔と活気があふれる朝市は能登観光で外せない人気の名所です。
およそ360メートルの通りには、新鮮な野菜や海産物などを売る露店が200以上立ち並びます。去年の夏も多くの観光客でにぎわいを見せていましたが、火災で朝市のメインストリートは面影もありません。
朝市に通う地元住民
「この状態では見当がつかないくらい復旧の…ちょっと異常ですね。水道(断水)はおそらく何カ月という感じですね」
「(Q.朝市にはよく来た?)そうですね。友達も店を出していますし、こんなになるとは想像できなかった」
「(Q.この状況を見た時は?)家にいた時はテレビが見られないので、友達の家でテレビを見た時に火災を見たんですが、ちょっとすごすぎて言葉がない。こんなにひどいとは…言葉にならない」
今回の地震による石川県内の死者は、3日までの時点で73人。けが人は重軽傷者合わせて323人に上りました。
200を超える住宅被害が報告されています。さらに、各地では行方不明者も出ていて、必死の捜索が続けられています。
(「グッド!モーニング」2024年1月4日放送分より)
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