ガザの食糧危機深刻化 支援物資のトラックに数千人が殺到(2023年12月29日)
イスラエル軍による侵攻が続くガザ地区で食糧難が深刻化しています。小麦粉などを求め、支援物資を運ぶ国連のトラックには数千人が殺到しました。
トラックを取り囲む人びと。荷台に登り、袋を運んでいく人もいます。
CNNによりますと、28日、ガザ地区北部の国連機関の施設の近くで数千人が食糧を求めて支援物資を運ぶトラックに殺到しました。
高齢の男性はCNNの取材に対して「最後に小麦粉を手に入れてからすでに1カ月が経ち、ほんの少しの米で生活している」と話し、小麦粉や水などが全く足りていない状況を訴えました。
WFP(国連世界食糧計画)などの最新の分析によりますと、ガザ地区の全人口約220万人が危機的な食糧不安に陥り、そのうち26%の人が食糧を全く手に入れられない壊滅的な飢餓状態に瀕しているということです。
WFPは安全で一貫した食糧供給の重要性を訴えたうえで、改めて人道的な停戦を呼び掛けました。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く