かっぱ橋に外国人観光客が殺到 意外な買い物も「日本をマネしたい」【スーパーJチャンネル】(2023年12月28日)

かっぱ橋に外国人観光客が殺到 意外な買い物も「日本をマネしたい」【スーパーJチャンネル】(2023年12月28日)

かっぱ橋に外国人観光客が殺到 意外な買い物も「日本をマネしたい」【スーパーJチャンネル】(2023年12月28日)

 帰省ラッシュの一方で、年の瀬の問屋街・かっぱ橋にも多くの客が訪れています。年末年始に大活躍しそうな便利グッズの数々に外国人客も大興奮です。

■年末年始に活躍“技アリ”グッズ

 東京・台東区の「かっぱ橋道具街」。料理に関するものは何でもそろうと言われる問屋街は、年の瀬に多くの客でにぎわっています。

 こちらの女性のお目当ては、ホーローのみそ樽。しかも、なんと3つもお買い上げ。


「正月にかけてみそ作りをしたいので。私は一人暮らしですけど、息子と娘の家がそれぞれあって、1月1日・2日と来るのでそこで分けてあげたいから…。大変ですけどね、母親はいつも」

 そう言いながらもお母さん、張り切っています。


「鍋、鍋。土鍋とか器のステキなやつを探してます」
「鍋のシーズンなので良い便利グッズないかなぁ」

 今の時期、需要が高まるのがお鍋に関わるキッチングッズ。創業111年の老舗道具店「飯田屋」。8500種類以上の商品を扱うこの店では、ありそうでなかったお鍋用の便利グッズが。

飯田屋 飯田結太社長
「こちら、あくとりさんです」

 お鍋で面倒なあく取りの悩みを解決してくれる優れものだといいます。

飯田社長
「普通のあく取りは水で洗ってもどうしても目が詰まってきちゃって、そのうちあくが取れなくなっちゃう」

 「あくとりさん」の強みは、この特殊な溝。厚みや角度から計算された絶妙な間隔で、あくだけをしっかり取りつつも詰まりません。試しに5回、あくをすくって比較してみると確かににその差は歴然です。

■外国人客殺到 年の瀬「かっぱ橋」

オーストラリアからの客
「ショウガをおろすのにピッタリ。ショウガやニンニクをおろすの」

 技ありなキッチングッズは、外国人も魅了しています。こちらは変形するピーラー。刃を横にすると、ニンジンやダイコンの皮むきに。縦にすれば、ジャガイモなど丸い食材の皮むきも。どんな食材もこれ一つで対応できます。

 独特な形状の刃がついたスライサー、その名も「蜂の巣」。あえて断面を粗くスライスすることで、味が染みやすくなるのが売り。ニンジンしりしりや、ダイコンサラダにピッタリ。

オーストラリアからの客
「自宅での料理やオモテナシに使える、独創的でユニークな料理グッズがたくさんある」

■意外な買い物も「日本をマネしたい」

東京合羽橋商店街振興組合 本健太郎理事長
「外国の方が戻ってきて、全体的には売り上げが上がっている」

 歴史的な円安も後押しし、一年を通して外国人観光客の姿が…。

スペインからの客
「しょうゆ入れよ。日本人ならよく知っているでしょ?日本食を作るのが今ヨーロッパでとても人気になっているの。日本の料理をマネしようとしているのよ」

 今回の旅行で初めてお箸を手にしたというアディソンちゃん(6)。慣れない手つきで挑戦するのは、巨大こんにゃくも軽々つかめる「すべらないお箸」。何度もトライし、アディソンちゃんもお箸も、お見事です。

 インバウンドの完全復活を追い風に今年、創業100年を超える老舗で過去最高売り上げを更新した店が次々と…。

アメリカからの客
「これでウナギを固定してさばく。これはアメリカでは売っていない」

 人気の理由は、やはり日本でしか買えないものだからのようです。

■「ウナギをさばく」日本製にこだわり

 年の瀬のかっぱ橋道具街には、外国人観光客が押し寄せています。

アメリカからの客
「長いレタスができちゃった。こんな方法を生み出すなんて驚きだわ」

 かっぱ橋名物、食品サンプル作りの体験は利用者のおよそ半分が外国人。

 アメリカからやってきた男性が手にしたのは、ちょっと意外な物。

アメリカからの客
「これでウナギを固定してさばく。これはアメリカでは売っていない」

 聞けば、ボストンで日本食レストランを経営しているのだとか。

アメリカからの客
「ほとんどのレストランが中国産の(切り身の)冷凍ウナギを仕入れている。でも僕は自分でさばきたいんだ」

 例えウナギは外国産でも、さばく包丁は日本製にこだわります。

アメリカからの客
「日本の包丁はたくさん持ってる。牛刀・柳刃・出刃包丁とか」

■ニッポンの包丁は「特別な贈り物」

 創業100年の老舗包丁店。今年は創業以来、最高の売り上げを記録。売り上げの8割以上が、外国人観光客によるものだといいます。

 その場で名前を入れてくれる無料サービスも。アルファベットではなく、カタカナで入れるのが「クール」なのだとか。

イギリスからの客
「僕の名前が刻印されているんだね。素晴らしい、ありがとう」

かまた刃研社 鎌田晴一社長
「10万円を超えるものを記念に買って帰って美術品として飾っている方もいる」

 包丁人気、かっぱ橋では今年だけで5軒の包丁専門店が新たにオープンしたほどだといいます。オーストラリアからやってきたカップルも、旅の記念に包丁を買いに来たといいます。

オーストラリアからの客
「私たちは新婚なの。だから、自分たちのために特別な贈り物を持ち帰りたかったの」

 新婚旅行の思い出にふたりで選んだ、メイドインジャパンの包丁。

オーストラリアからの客
「(Q.普段はどちらが料理を?)2人でやってるわよ」
「一緒に料理しているんだ」

 にぎわうかっぱ橋道具街ですが、年末年始は休業のお店もあるのでご注意下さい。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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