「子ども向け書籍」が大人気!”今年売れた本”TOP10の1位と2位に 人気のワケは?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
おせちの知識やピンチの瞬間など、ユニークなテーマの子ども向け書籍が今、大人気です。大人もついつい夢中になってしまうヒットの理由を取材しました。
■今年最も売れた「本」の1位・2位は子ども向け 「おせち」絵本は異例のヒット
南波雅俊キャスター:
大人にも子どもにも人気の「おせち」絵本、どうですか?
ホラン千秋キャスター:
おせちのイラストは全部イラストだそうで、本当に細かく描かれています。大人の私が見ると、おそらく母が結婚前に買ったであろう80年代とかの料理本の昔懐かしい感じがあって、すごく懐かしい気持ちになる。
南波キャスター:
大人が知らない情報も細かく載っています。だからこそ、いろんな世代が楽しめるんじゃないかなというふうにも思います。
今、こういった子ども向けだけれども、大人も楽しめる本というのが非常に人気です。
<今年売れた本(第16回オリコン年間“本”ランキング2023BOOKランキング)>
1位 ???
2位 ???
3位 変な家(雨穴)
4位 キレイはこれでつくれます(MEGUMI)
5位 変な絵(雨穴)
6位 街とその不確かな壁(村上春樹)
7位 汝、星のごとく(凪良ゆう)
8位 ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 公式ガイドブック完全ストーリー攻略(元宮秀介&ワンナップ)
9位 パンどろぼう(柴田ケイコ)
10位 頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉)
今年売れた本トップ10のうち、9位の「パンどろぼう」も子ども向けの本なんですけど、1位2位、いずれも子ども向けの本なんです。トップ10のうち3つ、しかも上位2つが子ども向けの本ということで、1位2位はどんな本がランクインし、どんな理由で売れたのでしょうか。
■今年売れた本・第2位は「大ピンチずかん」 親子で“あるある”を共感
今年売れた本、第2位は「大ピンチずかん」(1650円/小学館)です。
誰もが経験したことのある大ピンチをユーモアたっぷりに書いた“あるある絵本”です。
初めて遭遇する子どもにとっては大ピンチ、でも大人にとってはささいな出来事。「こういうのあるよね」っていろんな世代が共感できる内容が受けているそうです。シリーズ2作品、合わせて100万部を突破しています。
例えば、「お風呂、浴槽のフタを開けてみたら、お湯入ってなかった…」というピンチ。
冬はどうしよう、寒いなと。お風呂のお湯溜めるのは結構大変。その間シャワー浴びててもジョボジョボしか出ない。でも、この大ピンチをどう乗り越えるのか。
「大ピンチをのりこえた!?おゆを ためる とちゅうの おふろに はいるのも たのしいぞ。すいめんが すこしずつ あがるのを かんじながら おゆの あたたかさに かんしゃしよう」と、ピンチを乗り越えています。
これに限らず、例えば「アイスが溶けたらどうしよう」みたいなものもありまして、いろんな大ピンチ、それぞれレベルも書かれていて、みんなが楽しめるような内容になっています。
■1位「19×19」が5秒で解ける 驚きの暗算方法“おみやげ算”
南波キャスター:
今年最も売れた本は、「小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本」(1100円/ダイヤモンド社)です。“おみやげ算”という計算方式を使って解いていきます。
例えば、14×12=168。どう“おみやげ算”を使っていくのかというと…
▼ステップ1
根本的なルールは12をまず10にするので、12-2=10に。
引いた分の2を14に足して、14+2=16。
16×10=160にします。
▼ステップ2
14と12の1の位を掛けて4×2=8。
ステップ1の160とステップ2の8を足して160+8=168。
この方法で19×19までは全部いけるそうですが、なぜこの本が1位に輝いたのでしょうか。
ダイヤモンド社 吉田瑞希 書籍編集長によると、「子どもだけではなく、認知症予防などの目的で60代以上の方も多く、異例の売り上げになった」ということで、これも中を見ていきますとドリル形式になっていますから、本を買って実際に挑戦して、楽しんで勉強もしていけるというようなものになっています。
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