ダイハツ問題で日商会頭「一将功成りて万骨枯る」と批判(2023年12月21日)
ダイハツ工業の品質不正問題に対して、日本商工会議所の小林健会頭は組織上層部の功績の陰で下が犠牲になることを意味する故事、「一将功成りて万骨枯る」に例え、コンプライアンスの在り方を強く批判しました。
日本商工会議所 小林健会頭:「『一将功成りて万骨枯る』ということでは困るわけだよね。一番上の大企業のトップだけがいい顔して、それで下が泣いている」
ダイハツの品質不正問題では、短期開発を進める経営のもとで現場が犠牲になったとされ、トヨタグループ全体の信頼問題に波及しかねない状況になっています。
日商の小林会頭は21日の会見で、「世の中皆そうだけど、自分だけが良けりゃいい、会社も自分の会社だけ良ければいい、ということじゃあ駄目」と述べ、問題の背景にある企業のコンプライアンス意識の低さを強く批判しました。
そのうえで、自動車メーカーの系列にも多い中小の下請け企業にも「一寸の虫にも五分の魂」だとして、下請け切りや下請けいじめをしないよう合わせて求めました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く