#shorts ロシアのアクロバット機 日本海飛来 記念撮影が目的? 専門家も「不可解な行動」

#shorts ロシアのアクロバット機 日本海飛来 記念撮影が目的? 専門家も「不可解な行動」

#shorts ロシアのアクロバット機 日本海飛来 記念撮影が目的? 専門家も「不可解な行動」

先週、日本海上空でロシア軍の爆撃機がアクロバット用の戦闘機と共に飛行する、異例の行動に出ました。

■「ロシアンナイツ」とは?

 ロシアの選挙管理委員会を訪れ、来年3月の大統領選への立候補に必要な書類を提出したプーチン大統領。再選は確実とみられています。

 これに先立って行われた演説で、プーチン大統領は「私たちの国が強くなることが、正しく、不可欠なことだ」と述べました。

 こうしたなかで、ロシア軍のある動きが憶測を呼んでいます。

 防衛省は12月14日、「ロシアと中国の爆撃機や戦闘機など17機が東シナ海と日本海上空を共同で飛行した」と発表しました。

 そのなかに、ド派手な塗装を施した飛行機の姿があったのです。

 東大先端研 小泉悠准教授:「白と赤と青のロシア国旗カラーに塗ってあって、ロシアンナイツしかないと思います」

 「ロシアンナイツ(ロシアの騎士)」とは、ロシア空軍のアクロバット飛行チームのことです。

■ロシアンナイツ参加の狙いは?

 使われているのはれっきとした戦闘機ですが、ロシア軍に限らず、こうした塗装が施された場合は、アクロバット飛行を専門に行うのが一般的で、専門家も驚きを隠せません。

 小泉准教授:「第一印象は不可解ですね。爆撃機を護衛して飛んでくるということが、まず考えにくい。もう一つは、ロシアンナイツの基地は、モスクワの郊外のクビンカにある。それがわざわざ極東までやってきたというのが、二重におかしい」

 では、ロシアンナイツが参加した狙いは何なのでしょうか?

 小泉准教授:「今回、中国との合同空中パトロールということなので、何か記念撮影的なことがしたかったとしか思い浮かばない。私はこの人と一緒にこんなことをしましたと、写真に収めて外に出す。これは外交活動そのものなんです」

 つまり、中国と仲良くやっている姿を見せつけたかったということのようです。

 小泉准教授:「第一に見せてやりたいのはアメリカ。我々は中国のほうに行ってしまうかもしれませんよ、というシグナルをチラチラ出すわけです。今回は、ただの爆撃機のパトロールではインパクトがないから、何か目立つことをやろうとしたのかもしれない」

(「グッド!モーニング」2023年12月19日放送分より)/a>

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