「餃子の王将」社長銃撃事件から10年 非公表の「調査報告書」を入手(2023年12月19日)

「餃子の王将」社長銃撃事件から10年 非公表の「調査報告書」を入手(2023年12月19日)

「餃子の王将」社長銃撃事件から10年 非公表の「調査報告書」を入手(2023年12月19日)

 「餃子の王将」の社長が銃撃され死亡した事件から19日で10年です。ANNは、社長らが事件直前に不適切な取引を検証した非公表の「調査報告書」を入手しました。

 2013年、京都市の王将フードサービス本社前で社長だった大東隆行さん(当時72)が銃撃され死亡し、去年、暴力団工藤会系幹部の田中幸雄被告(57)が殺人などの疑いで逮捕・起訴されました。

 田中被告は事件について黙秘を続けているということです。

 ANNは、大東さんが主導して事件直前に取りまとめた「調査報告書」を入手しました。

 王将創業家とある企業グループの間で取引された不動産売買などの実態を検証したものです。

 報告書では「(調査対象期間は)多額の資金流出に起因する『失われた10年』だった」とし、調査の結果、「(王将から企業グループ側に)約200億円の資金が流出している」などと指摘しています。

 さらに「(王将側の現経営陣は)企業グループと関係を断つことを最優先課題とし専念」とも記されています。

 企業グループの元代表が取材に応じました。

 企業グループ 元代表 上杉昌也氏:「(王将側との多額の取引を指摘する)調査報告書なんか見たってそんな覚えはありません。私どももそういうお金を受け取った事実はありません」

 警察も取引を巡るトラブルを把握していて、事件の全容解明を進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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