今季一番の寒気で“冬の嵐”除雪中の重機転落1人死亡「電柱4本倒れ」強風被害も【サンデーステーション】(2023年12月17日)
今シーズン一番の寒気の影響で日本海側では荒れた天気となりました。今後、積雪が急激に増える恐れがあり警戒が必要です。
■危険な大雪に台風並み暴風 今季一番の寒気
（金子友広ディレクター）「正午過ぎです。登別市は急激な風の影響で雪が舞っています」
きょう17日、今シーズン一番の寒気が流れ込み、日本海側では大雪や吹雪となりました。
（前田愛奈記者）「留萌市内、強い風とともに雪が吹きつけ、猛吹雪となっています。少し先、信号のライト辺りは真っ白で見ることができません」
最大瞬間風速36.0mを観測した北海道・留萌市ではホワイトアウトも発生。
（谷口洸亮記者）「午前10時過ぎのHAB局舎前です。先ほどから非常に強い風と大きな粒のあられが降ってきました」
北陸から九州にかけての広い範囲で、今シーズンの初雪を観測しました。近畿地方で初めての積雪となった兵庫県豊岡市。最低気温も0.3℃と今季最低、1月中旬並みとなりました。
「きのうまで暖かかったので急に寒くなってびっくりしました」
今の時期、カニ漁で賑わう港では、船の雪かきが行われていました。
Q．カニ漁はお休みですか？
「ちょっとシケですからね。次いつあるか…海、きょうは荒いですよ。きょうはとんでもない。早く落ち着いて欲しいですよね」
■列島各地で初雪…除雪中の死亡事故も
雪景色の滑走路。今シーズン初雪となった鳥取空港では除雪作業に追われていました。広島でも初雪。北九州でも雪が舞い、小倉城が霞んでいます。佐賀や熊本など九州各地で初雪となりました。
雪による死亡事故も起きました。兵庫県新温泉町で旅館の敷地を除雪していた重機がおよそ4.3m下を流れる川に転落。重機を運転していた旅館を経営する川崎範人さん（64）が死亡しました。
強い寒気の影響で強風も吹き荒れました。秋田市では最大瞬間風速28.9mを観測。群馬県高崎市では工事現場の足場が崩れ、周辺の電柱が根元から折れました。
（近隣住民）「深夜頃けっこう風が吹いていました。うちがガタガタ揺れるくらい。朝方見に行ったら電柱が4本くらい道路に倒れていた」
山形県鶴岡市でも…
（斎藤竜太記者）「強風の影響か、隣の建物に延焼している模様です。火の勢いが衰えません」
火は強風にあおられ、隣の住宅にも燃え移り全焼。出火当時、家にいた人は全員逃げて無事でした。鶴岡市では、午前3時55分、最大瞬間風速22.4mを観測しています。
12月17日『サンデーステーション』より
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