「3人は白旗のようなものを掲げ上半身裸だった」イスラエル軍が人質誤射 葬儀も(2023年12月17日)

「3人は白旗のようなものを掲げ上半身裸だった」イスラエル軍が人質誤射 葬儀も(2023年12月17日)

「3人は白旗のようなものを掲げ上半身裸だった」イスラエル軍が人質誤射 葬儀も(2023年12月17日)

 イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区北部でイスラエル人の人質3人を誤って射殺した問題で、人質の1人が当時、白い旗を掲げていたことが分かりました。

 イスラエル南部のフラで16日、誤って射殺された人質の1人の葬儀が行われました。

 葬儀にはおよそ300人が参列したということです。

 人質が射殺された時の様子も明らかになってきました。

 ロイター通信は16日、イスラエル軍幹部の話として殺害された人質3人は当時、上半身裸で、うち1人は棒に白い布をつけた「白旗」のようなものを掲げていたと報じました。

 イスラエル軍は、数十メートル離れた建物から出てきた3人を「脅威」だと認識し、「テロリストだ」と他の部隊に呼び掛けて発砲しました。

 2人はその場で死亡しましたが、1人は負傷して近くの建物に逃げ込み、イスラエルの公用語であるヘブライ語で「助けて」と叫んだということです。

 叫び声を聞いた司令官が発砲しないよう命令しましたが、再び建物の外に出た際に別の兵士に射殺されました。

 今回の発表を受けて、イスラエル国内では残る130人以上の人質の即時解放を求める声が強まっています。
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