政府 ウクライナに防弾チョッキなど自衛隊保有の物資を提供へ
政府は、ロシアによる侵攻が続くウクライナに対し、防弾チョッキなどの物資の提供を検討していることが分かりました。
複数の政府関係者によりますと、政府はウクライナに対し、自衛隊が保有する防弾チョッキや医薬品などの提供を検討しているということです。
きょう午後に、NSC=国家安全保障会議を開いて協議し決定することにしています。
岸田総理はきのうの会見で、「資金に限らず、医薬品など、日本として可能な人道的支援のあり方を考えていきたい」と述べていました。
欧米諸国は相次いで武器を提供していますが、政府は、憲法の平和主義に則り、「防衛装備移転三原則」や「自衛隊法」に基づいた物資の提供を進めるとみられます。
自民党 佐藤正久外交部会長
「自衛隊によって防弾チョッキやヘルメットは、衛生資材等を共有することが検討されてありますけども、できることは何でもやるということが今大事だと思います」
けさ開かれた自民党の会合では、防弾チョッキなどの提供に賛成する意見が相次ぎました。自民党内からは「防弾チョッキ以上のものでも、ウクライナが必要とするものは支援を検討すべき」との声も出ています。
会合では、ロシアの航空機が日本の領域に入ることを禁止するべきかについても議論があり政府側は現在、検討中と応じたということです。
(04日11:19)
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