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JCO臨界事故で「体調悪くなった」茨城“車暴走”2つの役所に突っ込んだ容疑者が主張(2023年12月7日)
6日、茨城県の役場などに相次いで車が突っ込んだ事件をめぐり、捜査関係者によりますと、益子泰容疑者(53)が、24年前に東海村で起きた臨界事故で「体調が悪くなった」などと話していることが分かりました。
益子容疑者:「何度か役場に話をしに行ったが、話を聞いてもらえず、恨みを持っていた」
1999年の東海村。核燃料を加工する会社『JCO』で、国内初の臨界事故が起きました。被ばくした2人の作業員が死亡。ステンレスのバケツを使ってウランを濃縮する作業を行っていました。救助にあたった消防隊員や住人667人が被ばくしました。7日夕方、東海村の村長はこう話しました。
東海村 山田修村長:「いかなる理由があったとしても許されない。あってはならない暴挙。強い憤りを感じています。(Q.恨みについて把握しているトラブルは)それもちょっと分からない。(Q.JCOに補償を求めていたことは認知していたか)それも含めて、お答えは差し控えたい」
一方で、村役場の職員からこんな話を聞いたという住民も…。
地元住民:「『臨界事故後の自分の体調の不具合ということに関して、役場に何度か(容疑者が)足を運んだことがあったみたいだ』と。(Q.役場職員から聞いた)はい」
確かに、かつて益子容疑者の実家は東海村にありました。
以前の実家の隣人:「親子げんかで怒鳴り合って、毎日のようにやってましたから。(Q.けんかの理由は)暴力団かどこかで博打やって、5000万円の借金ができたらしい。土地を売って、それが原因で家を出た」
20年ぐらい前の話で、JCOの臨界事故が起きた後とみられます。益子容疑者は、かつて臨界事故を起こしたJCOのすぐ近く、500メートル以内の場所で暮らしていました。JCOによると、臨界事故が起きた直後、益子容疑者とみられる男が、損害賠償の申し入れを行っていました。そして、事故から17年を経て、4回にわたり、健康被害の補償を求めたといいます。ただ、臨界事故による健康被害は認められないという国の見解が出ているため、JCOは「補償できない」と答えたということです。生活が苦しかったのか、2回の自己破産をしています。東海村から引っ越して、今の自宅は日立市です。
近隣住民:「原子力の仕事をやっているようなことを言っていた。ここに来る前。足がこう引きずるんだよな。労災みたいなのに、行政に世話になっていると聞いた。お袋さんがそう言ったと思った」
日立市役所では、障害者の参加するイベントに車が突っ込み、3人がけがをしています。益子容疑者とトラブルがあったかどうか聞くと…。
日立市役所:「確認を終えたが、トラブルはありませんでした。相談や問い合わせがあったかどうか、調査を続けています」
2つの暴走事故について「自分がやった」と話しているという、益子容疑者。10年ほど前は、運転代行業者で働いていたといいます。
益子容疑者が働いていた運転代行業者:「(Q.どれぐらい働いていた)2~3カ月くらい。(Q.早めに辞めた)辞めたね。お客さんの車をぶつけたりとかがあったので。運転にあまり適さないと見えてしまったので。それに納得しなかったみたいで、トラブルになった。乗り降りが、足が悪いので曲がんないと言ったのかな、全部。必要ないのに診断書をいきなり持ってきた」
そもそも、JCOの臨界事故で本当に、益子容疑者に健康被害が出ていたのかどうかは分かっていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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