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36人死亡 京アニ放火殺人 検察側が青葉被告に死刑求刑(2023年12月7日)
36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件の青葉真司被告(45)の22回目の公判で、7日午前、検察側が死刑を求刑しました。
(長谷川健記者報告)
午前10時半すぎから始まった論告の終盤で、検察は死刑を求刑し、青葉真司被告は目をつむったまま聞いていました。
青葉真司被告は2019年7月、京都アニメーションの第1スタジオにガソリンをまいて放火し、36人を殺害したなどとして殺人や現住建造物等放火などの罪に問われています。
審議は7日を含め22回と異例の長期にわたり、最大の争点だった責任能力の有無やその程度についてと、量刑について分けて行われました。
審理の最終局面となった7日の論告で、検察側は死刑を求刑した理由について、青葉被告の“作品を盗用された”という妄想について、事件への影響は限定的だと指摘しました。
さらに「一方的な逆恨みによる犯行で類例のない大量放火殺人で、刑事裁判史上、突出して多い被害者数。極刑を回避すべき事情はない」と述べました。
この後、弁護側の最終弁論が始まり、22回にわたった公判が結審する予定です。
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