NHKに放送倫理違反と判断 BPO「基本を逸脱」 コロナ報道で(2023年12月5日)
新型コロナウイルスのワクチン接種報道を巡り、BPO（放送倫理・番組向上機構）はNHKに「放送倫理違反があったと判断する」という意見書を公表しました。
NHK「ニュースウオッチ9」の5月15日の放送で、ワクチン接種後に亡くなった人の遺族を新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の遺族と受け取られるような伝え方をしました。
NHKは翌日に番組内で謝罪しています。
BPOの放送倫理検証委員会は「事実を正確に伝えるというニュース・報道番組の基本を逸脱していた」として、放送倫理違反があったと判断しました。
NHKは「遺族の心情を大きく傷付ける結果を招いたという指摘を真摯に受け止める」とコメントしたうえで、再発防止に努めるとしています。
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