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“まん延防止”18都道府県で延長 「BA.2」感染急拡大に懸念
政府は、現在出されている「まん延防止措置」について、大半の18都道府県で延長することを決めました。専門家からは、春休みを前に、オミクロン株「BA.2」による感染急拡大を懸念する声があがっています。
きょう、東京都が発表した新たな感染者は12251人。今週月曜からの4日のうち、前の週の同じ曜日を上回るのは、3度目です。
感染者の高止まりが続く現状。国に「まん延防止措置」の延長を要請している小池知事は・・・
東京都 小池百合子知事
「デルタ株の時は(感染者数が)ストンと落ちたが、今回のオミクロン株はなかなかしぶといな。まん延防止措置の延長、心苦しいところですが今のこのオミクロン株、さらにBA.2、なかなか許してくれないな」
オミクロン株の別系統「BA.2」。
現在主流の「BA.1」と比べ1人の感染者が何人にうつすかを示す「実効再生産数」が、26パーセント高いうえ、他人にうつすまでの早さが15パーセント短いことから、感染力がより高いとみられています。
最新の感染状況を分析する都のモニタリング会議でも、きょう、この「BA.2」について危機感が示されました。
国立国際医療研究センター 大曲貴夫医師
「(1日あたり)1万人規模の新規陽性者が発生する、危機的な感染状況のさらなる長期化が懸念される。オミクロン株、BA.2の影響で増加比が上昇すれば感染が再拡大する恐れがある」
きのう開かれた厚労省の専門家会合では、来月初めにはBA.2が、東京の感染者のうち74パーセントを占める可能性があるという試算も示されました。
春休みや、歓送迎会などイベントも増えるこの時期、専門家は、再び急速な感染拡大に向かう可能性を指摘しています。
(03日17:39)



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