ウクライナ避難民受け入れへ 日本に感謝「できるだけ多くの人を」(2022年3月3日)
国連の難民機関によりますと、ウクライナから避難した人はすでに100万人に達しています。こうしたなか、岸田総理大臣は日本でもウクライナ人の受け入れを進める方針を明らかにしました。
ロシアによる侵攻から1週間。ウクライナから国外に避難した人が100万人を超えました。
24時間、時間を問わず押し寄せる避難民。その半数近い50万人以上を受け入れているのがポーランドです。
避難民を支援するボランティア:「多くの人たちが行くあてがないのです。だから安心できる場所を提供したいのです」
最大で400万人に増えるとの試算もあるなか、岸田総理大臣は2日、ウクライナからの避難民を日本でも受け入れると表明。日本独自の判断だということです。
日本で働くウクライナ人のイェブトゥシュク・イーゴルさん(31)。避難民の受け入れを歓迎しています。
ウクライナ人(来日9年)・イーゴルさん:「できるだけ、できるだけ多くの人を受け入れてほしいですね」
イーゴルさんの両親と弟はウクライナ西部のリュボームリにいますが、現在、ウクライナでは18歳から60歳までの男性の出国を禁じているため、父親と弟を日本に呼び寄せることができません。
軍に動員される可能性があるということです。日本での避難民受け入れの話は母親にしか話していないといいます。
ウクライナ人(来日9年)・イーゴルさん:「お父さんと弟には言ってないですね。多分それを聞いてすごく悔しがる。もちろん日本に来てほしいです。もちろん会いたいです。死んでほしくないですね」
家族から遠く離れた日本で知る祖国が破壊された姿。
ウクライナ人(来日9年)・イーゴルさん:「キエフで攻撃された建物は私が4年間通学で通っていたところで、我々ウクライナ人にとって思い出がいっぱい詰まっている場所で、ロシア軍にとってはただの施設でしかなくて、ただただ破壊して無罪の人を殺しているだけです。理解できないです、そんなの。そんな世の中・・・。どんなメッセージが、何がこの状況を変えられるか、毎日毎日必死に過ごしています」
日本政府には感謝しかないというイーゴルさん。「できるだけ早く、簡単な手続きで多くの避難民を受け入れてほしい」と話しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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