「政治とカネ」岸田総理を追及“裏金疑惑”否定 自民5派閥で不記載4000万円か(2023年11月21日)

「政治とカネ」岸田総理を追及“裏金疑惑”否定 自民5派閥で不記載4000万円か(2023年11月21日)

「政治とカネ」岸田総理を追及“裏金疑惑”否定 自民5派閥で不記載4000万円か(2023年11月21日)

 21日から始まった予算委員会で岸田総理は政治資金について追及を受けました。

■各派閥で不記載4000万円か

 またもや浮上した「政治とカネ」。東京地検特捜部が動いているこの問題。どこまで岸田政権を揺るがすのでしょうか。

 立憲民主党 泉代表:「今、各派閥でいわゆる収入の不記載、これが合計4000万円を超えるのではないかと。例えば総理自身の派閥である、総理が会長である宏池会は200万円台の不記載が今、言われているということであります。宏池会の事務局長からもすでに報告は受けていますか?」

 岸田総理大臣:「派閥としてご指摘を受けて収支報告書を訂正した。こうした対応をしたという報告は受けております」

 立憲民主党 泉代表:「その報告を受けるまで、こうした不記載の事実があったことは知ってましたか?」

 岸田総理大臣:「訂正の報告を受けるまでは、私自身はそういった内容については承知しておりません」

 立憲民主党 泉代表:「総理が派閥の長である団体において、こうした不記載があったと。総理、この責任をご自身どう考えますか?」

 岸田総理大臣:「今後こうしたことはあってはならないと思っております。適切に今後、対応するよう努めて参ります」

■岸田総理を追及“裏金疑惑”否定

 自民党の5つの派閥の政治団体がおととしまでの4年間、政治資金パーティーの収入およそ4000万円を収支報告書に記載していなかったとして告発された問題。東京地検特捜部が任意の事情聴取を進めています。

 立憲民主党 大西健介議員:「告発人の上脇神戸学院大学教授は『意図的に不記載にしており、自民党内にその手口が共有されている可能性がある。売上総額を過少にして裏金を作っているのではないか』との疑惑を指摘しています。自民党の主要派閥すべてでこのように多額の不記載があることを、自民党総裁として岸田総理、どう思われますか?」

 岸田総理大臣:「それぞれの政策集団において、それぞれの収支報告、これは責任を持って提出しなければなりません。宏池会(岸田派)としては訂正を行ったうえで、今後こうしたことが起こらないようにしっかり対応して参りたいと考えております。裏金うんぬんというご指摘は当たらないと思っております」

 立憲民主党 大西健介議員:「これは訂正すれば済む話では私はないと思いますけど、総理は訂正すれば済む話だということですか?」

 岸田総理大臣:「法律に従って適切に報告することが求められていると認識をしています。それに基づいて報告を致します」

 立憲民主党 大西健介議員:「今回、宏池会会長の岸田総理は告発状の中で被告発人になっています。宏池会の担当者も特捜部から事情を聴取されているということでよろしいですか」

 岸田総理大臣:「捜査に関わるような案件について何か申し上げることは当然、控えなければならないと。派閥として修正報告をしたということについて私は報告を受けております」

 立憲民主党 大西健介議員:「現職総理が派閥のトップとしてパーティーを開いてカネ集めをしていること自体がそもそもおかしいと思います。この際、派閥の会長を辞められるべきじゃないですか」
 
 岸田総理大臣:「現職の総理で派閥の会長を続けて行った例は過去にいくつもあります。要は大切なことは派閥の会長であることが、内閣総理大臣として立場に影響を与えるということがあってはならないということだと思っています」

 各派閥がそれぞれ説明責任を果たすべきだと答弁した岸田総理。果たして、説明責任は果たされるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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