IOC委員に“機密費でアルバム”馳氏発言が波紋 松野長官「お答え控える」(2023年11月20日)

IOC委員に“機密費でアルバム”馳氏発言が波紋 松野長官「お答え控える」(2023年11月20日)

IOC委員に“機密費でアルバム”馳氏発言が波紋 松野長官「お答え控える」(2023年11月20日)

 東京オリンピック招致のためIOC委員に1冊20万円のアルバムをプレゼントしたと発言した石川県の馳浩知事(62)。使われたという官房機密費について松野官房長官、答えは…。

■「1冊20万円」馳氏発言が波紋

 石川県 馳浩知事:「今からしゃべること、メモを取らないようにして下さいね」

 17日、東京都内で講演した石川県の馳浩知事。話し始めたのは東京オリンピックの招致活動について。当時、馳知事は自民党の招致推進本部長を務めていました。

 自民党 招致推進本部 馳浩本部長(当時):「政府の全面的なバックアップがあるということ」

 その当時の裏話を披露した形です。

 石川県 馳浩知事:「その当時、総理だった安倍晋三さんからですね、『国会を代表してオリンピック招致には必ず勝ち取れ』と。ここから、今からしゃべること、メモを取らないようにして下さいね。『馳、金はいくらでも出す。官房機密費もあるから』。それでね、IOC委員のアルバムを作ったんですよ。IOC委員が選手の時に、各競技団体の役員の時に、各大会での活躍の場面を撮った写真が。105名のIOC委員の全員のアルバムを作って、お土産はそれだけ。だけども、そのお土産の額、今から言いますよ。外で言っちゃダメですよ、官房機密費使ってるから。1冊20万円するんですよ」

 東京オリンピックの招致を巡って100人余りの国際オリンピック委員会の委員に対し、官房機密費を使って1冊20万円のフォトアルバムを贈ったというのです。本当の話ならIOCの倫理規程に触れる可能性もあります。

 馳知事はその日のうちに発言を撤回し、陳謝しました。

 石川県 馳浩知事:「事実誤認の部分を私自身も確認をしておりますので、発言は全面撤回を致しました」「(Q.事実誤認はどの部分を誤認した?)五輪招致に関わることでありますし、これ以上、私からはコメントは控えたいと思います」

■松野官房長官「お答え控える」

 自身もオリンピックに出場し、その後プロレスラーとして活躍した馳知事。

 石川県 馳浩知事:「(Q.賄賂を渡して五輪を招致したとなると、スポーツマンシップに反することになるが?)全面的に撤回をしたということであります」

 発言のどの部分に事実誤認があったのか、実際に官房機密費を使ってアルバムを配ったのかについて何度も問われたものの、説明しませんでした。

 一方、事実関係を問われた松野官房長官は…。

 松野官房長官:「内閣官房報償費は国の機密保持上、その使途等を明らかにすることが適当でない性格の経費として使用されてきており、その個別具体的な使途に関するお尋ねについては、お答えは差し控えています」

 野党側は21日から始まる予算委員会で追及する方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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