北海道で8軒燃えるなど列島各地で火事相次ぐ 寒さ本格化“ストーブ使い始め”に注意(2023年11月20日)
赤く燃え上がる炎…北海道や長野などで火事が相次ぎました。
本格的に寒くなってくるこの時期、ストーブの使い方にも注意が必要です。
■「燃え移ったら入院患者も…」各地で火事相次ぐ
激しく燃え上がる炎。強風で火が噴き流されているのがわかります。午前7時ごろ、北海道南部の乙部町で住宅が燃える火事があり、火は付近の建物7軒に燃え広がりました。
(坂詰怜記者)「通報から5時間以上経ちますが、今も複数の家から煙が出ています。消防による消火活動が行われています」
(目撃した人)「風が沖から風吹いていたので、そこから広がったと思います」
低気圧の影響で風が強い状態が続き、当時、乙部町の隣・江差町では最大瞬間風速19.9mを観測しました。
全国各地で火災が相次いだきょう19日。
(岸英利記者)「現場の建物からは白い煙が立ち込めています 。一部小さいですが、まだ炎も火も見られます」
岩手県盛岡市では住宅が全焼。この家に住む8歳の男の子とみられる遺体が見つかりました。
空気の乾燥が続く関東では、東京・中央区のマンションの一室で火事があり、男性1人の死亡が確認されています。
一方、長野県諏訪市では―。
(撮影した人)「隣に燃え移ったら最悪だぞ。入院患者もいるだろうから…」
正午前、諏訪湖近くの木造2階建ての住宅が全焼。隣の医療機関やコンビニにも燃え移りしました。
(目撃した人)「結構(火は)高かったですよ。湖から火が見えましたからね。黒っぽい煙だったので、なかなか消えないなと思って」
この火災によるけが人はいませんでした。警察によると、火事の詳しい原因はわかっていませんが、この家では出火当時、ストーブを使っていたといいます。寒さが本格化するこの時期、注意が必要なのは“ストーブの使い始め”の火災です。
石油ストーブなどによる事故は、毎年11月頃から多く起きています。ストーブの底に溜まったほこりの掃除が不十分だと、空気の通気口が詰まり、一酸化炭素が多く出る異常燃焼に。また、保管状況の悪い前年の灯油を使うとストーブがうまく消火できない場合もあるといいます。次の週末には強烈な寒気が入ってくるということで、注意が必要です。
11月19日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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