尾身会長、新型コロナ「第6波下がらないまま第7波に突入も」
新型コロナウイルスの政府分科会の尾身会長は「第6波の感染者数が下がらないまま第7波に入る可能性も否定できない」との見方を示しました。
新型コロナ政府分科会 尾身茂会長
「第7波に、(第6波が)下がらないままに入る可能性はこれは否定できないと思いますが、高齢者を中心に重症が出てきて、このことが実は今の医療のひっ迫の原因をつくってますので、感染を抑えるという努力と同時に重症化をいかに抑えるかということに、かなりの私は優先順位を高くしてやる必要があると思っております」
分科会の尾身会長は参議院の予算委員会で、▼今後オミクロン株よりも感染力が強いとされているステルス・オミクロン「BA.2」の感染拡大や、▼新学期が始まることを理由に「リバウンドする可能性は否定できない」と述べ、現在の第6波の感染者数が下がりきらないまま第7波に突入する可能性に言及しました。
その上で尾身氏は高齢者の重症化が医療ひっ迫を招いているとし、高齢者施設などの対策を優先するよう重ねて訴えました。また、感染者数の鈍化の要因として3回目のワクチン接種が進んでいないことも挙げています。
(02日19:39)
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