核シェアは本当に必要?与党内からも議論求める声(2022年3月2日)
ロシア、プーチン大統領:「国防相、参謀長にロシア軍の(核を含む)抑止力部隊を特別戦闘準備態勢に移すことを命令する」
核の存在をちらつかせたプーチン大統領。最悪の場合、核の使用や核戦争も。
これにアメリカは・・・。
ホワイトハウス、サキ報道官:「核兵器の使用は壊滅的な結果をもたらすとロシアとアメリカは長い間、合意してきた」
バイデン大統領:「(Q.大統領、アメリカの国民は核戦争に備えるべきですか?)NO」
ロシアを牽制(けんせい)しつつも、核への警戒態勢を厳しくすることはないとしています。
そんななか、G7(主要7カ国)の首脳と電話会談をした岸田総理は。
岸田総理大臣:「被爆地・広島出身の総理大臣として、核による威嚇も使用もあってはならない。こうした点を強調致しました」
その一方で・・・。
安倍元総理大臣(テレビ番組での発言):「NATOにおいてもドイツやベルギー、オランダ、イタリアも核シェアリングをしている」「世界はどう安全が守られているかという現実について議論することをタブー視してはいけない」
安倍元総理が出演したテレビ番組で、アメリカの核を自国に置き、共同運用する「核共有」について触れ、議論を呼んでいます。
日本には核を「持たず」「作らず」「持ち込ませず」という非核三原則が存在しますが・・・。
自民党・高市政調会長:「非核三原則をあくまで守るのか、それとも『持ち込ませず』の部分については例外を作るのか。それはその時の政権が判断すべきことであって将来にわたって縛ることはできない」
与党や一部の野党から非核三原則の在り方などを議論すべきだとの声が。
2日の国会でも・・・。
立憲民主党・杉尾秀哉議員:「(核共有を)党内で議論するのはいいんですか?」
岸田総理大臣:「政府としてこうした考え方は認めませんし、議論していくことは考えてはおりません」
これまで、アメリカの「核の傘」に守られてきた日本。
今後、国を守るためには、核を自国に置く「核共有」は必要になるのか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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