「日々を生きるだけ」経済格差 縮まらぬアルゼンチン 大統領選の決選投票で貧困対策が大きな争点に|TBS NEWS DIG

「日々を生きるだけ」経済格差 縮まらぬアルゼンチン 大統領選の決選投票で貧困対策が大きな争点に|TBS NEWS DIG

「日々を生きるだけ」経済格差 縮まらぬアルゼンチン 大統領選の決選投票で貧困対策が大きな争点に|TBS NEWS DIG

この日曜日に大統領選挙の決選投票が行われる南米アルゼンチン。記録的インフレに直面し物価は去年の2倍、深刻な貧困、格差は大きな争点です。その実態を取材しました。

アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスのタンゴ劇場。

タンゴショーの料金は国民の平均月収のおよそ2割、150ドル相当で、訪れるのは海外からの観光客が中心です。

アルゼンチンでは今、アメリカドルの需要が高まり、ホテルなど多くの場所で価格はドル表記。

ドルに対し通貨ペソは大きく下落していて、年率140%を超える記録的インフレにも直面しています。自国通貨ペソの信頼が低下するなか、ドルを求める動きが強まっているのです。

ピザ店を営むセバスチャンさんは経営の傍ら、前に住んでいたアパートを観光客に貸し出す「民泊ビジネス」でドルを稼いでいます。2LDKで一泊およそ40ドル。月900ドルほどの収入があり、本業を上回っているといいます。

セバスチャン・ヒメネスさん
「ピザ店の収入は安定していないので、このような副収入はありがたいです」

資産をもとに副収入を得る人がいる一方で。

記者
「こちらにブエノスアイレス最大級の貧民街が広がっています」

月200ドル以下の収入しか得られない人は、人口の4割。「ビジャ」と呼ばれる貧困地区に住む人たちは人口の1割あまり、500万人を超え年々、増加傾向にあるといいます。

「ビジャ」で40年以上暮らすネリーさん。縫製の仕事などで得る一家の収入はペソのみで、日々の暮らしで精いっぱいだといいます。

ネリーさん
「ドルで貯蓄なんて考えられない。日々を生きるだけです」

娘には自分たちと同じ道を歩ませたくないと教育に力を入れ、奨学金の助けを得ながら学校に通わせています。

ネリーさん
「娘は私の誇りです」

あさって行われるアルゼンチン大統領選の決選投票で、貧困対策は大きな争点です。

「アルゼンチンのトランプ」との異名も持つミレイ候補は貧困地区を訪れ、法定通貨のドル化という大胆な政策や貧困対策を直接アピール。対する与党マサ候補は、外貨獲得のための輸出促進や労働環境の改善を訴えます。

ネリーさん
「マサ候補もミレイ候補も好きなところはあるけれど、信用はできません」

長年、経済危機から脱却できないアルゼンチン。

国民は深刻な貧困からの脱却策をどちらの候補に委ねるのでしょうか。

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