“真冬並みの寒さ”久しぶりに暖房つける時の注意点は?冬本番の前に試運転を【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“真冬並みの寒さ”久しぶりに暖房つける時の注意点は?冬本番の前に試運転を【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“真冬並みの寒さ”久しぶりに暖房つける時の注意点は?冬本番の前に試運転を【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「真冬並み」の寒さとなり暖房をつける人が続出しています。ただ、使い始めたとたんに起きるトラブルもあります。

■気温急降下で注意 暖房の使い始め

南波雅俊キャスター:
先週は27.5度と、100年ぶりに11月の最高気温を更新しましたが、今週に入ってぐっと気温が下がってきました。

実際、関東で暖房をつけたという方はどのくらいいるのか聞いてみました(ウェザーニュース調べ)。11月10日の雨と急な寒さで13%、11日の冷え込みによって21%、12日以降は40%を超える方が暖房をつけたと答えました。

■暖房が使えない人が続出?真冬になる前に試運転を!

南波キャスター:
実際、エアコンの暖房を使ってみたらというSNS上の声をご紹介します。「スイッチが入らない、電池交換しても動かん」「冷房は動くのに暖房の風が全く出ない、ついに壊れたか…」という声がありました。

これはどういうことなのか、専門家に聞いてみました。エアコンのことならこの人に任せてというダイキン工業の重政周之さんによると、「冷房は機能していたのに暖房が使えないケースがあるのは、冷房と暖房が全く逆の働きをするため」ということです。

簡略化して仕組みを説明すると、冷房というのは室内の熱を外に出していく仕組みです。

一方で暖房は、逆に外の熱を室内に取り込んでくる仕組みです。たとえマイナス200度を超えたとしても外には熱が空気中に存在して、それを暖房は熱に絞って中に取り込むことができるそうです。

しかし暖房を1年間使っていないうちに、重政さんいわく、冷暖を逆の動きにする切り替えの部品が故障している可能性もあるのだとか。冷房を使っていると不純物が中に入ってきて、壊れてしまうということもあるそうです。

冬本番、もうすでにだいぶ寒くなってきましたけれども、暖房が真冬に動かないと大変じゃないですか。試運転を今のうちにしていくことが大事です。

(1)設定温度を最高にする。機器によっては違いますが、最高の設定温度にしてください。

(2)温風になってから10分間様子を見る。この際にエラーランプが点灯したりカラカラと異音がしたら、メーカーや修理ができるところに連絡をするのがいいと重政さんは言っています。

冬本番の前にやっておくことが大事だということですよね。

井上キャスター:
エアコンは一つで冷房と暖房、あれだけ優秀な機能を兼ね備えているということですね。マイナス200度でも外から熱を吸収できる。

萩谷麻衣子 弁護士:
あとは故障したものを修理するか、買い換えるかというのは悩ましいところですね。

ホランキャスター:
タイミングですね。どれぐらい使っているか、とか。

井上キャスター:
新製品は省エネ性能が高いですよ、とかね。

■暖房ナシでも、部屋の湿度を上げれば体感温度も上がる?

南波キャスター:
省エネという意味では、暖房の設定温度を上げなくても、暖かく感じられる方法があるということです。

重政さんいわく、加湿器を使うか、あるいは使わなくても部屋干しをして、湿度を上げておくというのが非常に重要だそうです。

説明していきますと、設定温度が同じ状況で湿度25%、あるいは30%上がった55%でいうと、身体の表面の温度がずいぶんと違います。

仕組みとしては、乾燥すると肌から水分や熱が奪われてしまうということです。家庭でも、たとえば湿度を20%上げるだけでも体感温度は4度違うということです。

ただ、加湿器なども久々に使おうかなと考えたとき、中でカビや雑菌が繁殖している危険があるため、フィルターやタンクをしっかり掃除してください。この際は、水道水がいいそうです。塩素が入っているので、カビや雑菌の繁殖を抑えられるということだそうです。

ホランキャスター:
あとはやっぱり、湿度を上げたら窓のところが結露しちゃう場合もあるので、今度そういうところも拭かないとね。カビになっちゃうので。いろいろ気を遣うところがありますね。

南波キャスター:
あとは萩谷さんも暖房器具を使い始めたとおっしゃっていましたが、使い始めというのは、暖房・エアコン以外の他の器具でも注意が必要です。

電気カーペットなんかは、折りジワがあるとヒーター線が重なりあって、発火の恐れもあります。

一方で石油ストーブを使う方は、底のところにホコリがあると空気が中に入っていくのを防いでしまって、中の空気が不足します。すると、炎が逆流してホコリに引火して、バーッと燃え上がってしまう可能性もあります。

これから暖かさが戻ってくるのかどうか、気象予報士の國本未華さんに聞きました。「寒さは次第に強まり、季節は着実に冬に向かっていきます。今後、朝晩の冷え込みが和らぐことはなさそうです」ということです。

皆さん、注意しながら暖房器具を使っていただきたいです。

萩谷麻衣子 弁護士:
住宅の火災の原因は一番がタバコで、次が石油・電気ストーブなので、部屋干しもいいですが、落ちてきたり接触したりしないように気をつけないといけないですよね。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/EHVjotZ

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/8TNuDW6

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/HK3IO9V

#ニュース #news #TBS #newsdig

TBS NEWSカテゴリの最新記事