カンボジア拠点の特殊詐欺G 25人異例移送 余罪2億円超?介護施設の「入居権詐欺」か【もっと知りたい!】(2023年11月9日)

カンボジア拠点の特殊詐欺G 25人異例移送 余罪2億円超?介護施設の「入居権詐欺」か【もっと知りたい!】(2023年11月9日)

カンボジア拠点の特殊詐欺G 25人異例移送 余罪2億円超?介護施設の「入居権詐欺」か【もっと知りたい!】(2023年11月9日)

 カンボジアを拠点に特殊詐欺をしていたとして、男25人が日本へ移送される飛行機の機内で逮捕されました。余罪は2億円を超えるとみられています。

■“かけ子”か…“過去最多”25人を海外から移送

 8日、夜の羽田空港。騒然とするなか、姿を見せたのは…。フードをかぶり、黒いマスクをしているのは、詐欺容疑などで逮捕された20歳から42歳の日本人25人です。

 報道陣に気づき、慌ててフードをかぶる容疑者の姿もありました。さらに、フードのひもを絞り、全く表情を確認できない容疑者もいます。

 一様に顔を隠しながら、報道陣の前を通る容疑者たち。下は半ズボンにサンダルという、ラフな姿が目立っていました。

 25人は、カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループの“かけ子”とみられています。

 カンボジアからの移送中、日本の領空に入った後、機内で逮捕されました。海外から、一度に25人も移送されるのは前代未聞です。

■少なくとも8道府県で確認 被害額は2億4000万円か

 容疑者らは、カンボジアの首都プノンペンにあるアパートを借り上げ、拠点にしていました。犯行の手口は、「入居権詐欺」と呼ばれるものです。

 北海道に住む70歳の女性に「介護施設の入居権が当たった」と、嘘の電話をかけ、現金45万円などをだまし取った疑いが持たれています。

 今年9月に撮影された映像。防犯カメラは現地当局に踏み込まれ、逃走する男らの姿を捉えていました。

 逃走した男らは、高さ2メートルほどの屋根から飛び降りました。よじ登った壁は壊されています。

 トゥクトゥクに乗った3人は、今も逃走中です。

 警察によると、グループによる被害は少なくとも8道府県で確認され、被害額は2億4000万円とみられています。

 押収された数十台のスマホは多くが破壊され、バスタブから発見されたメモは水に溶ける紙に書かれていたということです。

 逮捕された25人は、埼玉県内の複数の警察署に移送したうえで取り調べを進め、組織の実態を解明する方針です。

(「グッド!モーニング」2023年11月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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