「夢は登録者100万人」ガザのYouTuber少年の死に悲しみ(2023年11月9日)

「夢は登録者100万人」ガザのYouTuber少年の死に悲しみ(2023年11月9日)

「夢は登録者100万人」ガザのYouTuber少年の死に悲しみ(2023年11月9日)

 イスラエル軍によるガザ地区への攻撃により多くの子どもたちが犠牲になっています。その一人、ユーチューバーだった少年の死に多くの悲しみの声が集まっています。

 空爆で死亡したアウニさん:「皆さん、こんにちは。アウニの新しいビデオです。このビデオで自分のことを紹介したいと思います」

 武力衝突の始まる1年ほど前にユーチューブに投稿された映像です。

 投稿したのは、ガザ地区に住むアウニ・アルドゥーズさん(当時12)でした。

 学校での勉強に励む一方で、ゲーム映像などをネットに上げる活動を始めたといいます。

 空爆で死亡したアウニさん:「僕の夢は神様と皆さんの愛により、僕のユーチューブ登録者を10万、50万、100万人と増やしていくことです」

 残念ながら、アウニさんはこの夢が実現した瞬間を目にすることはありませんでした。

 先月7日、イスラエル軍がガザ市へ行った空爆により、父母など家族15人とともにこの世を去りました。

 将来、プログラマーになることを目指していたアウニさん。

 学校の先生の1人は、「彼のように流暢(りゅうちょう)に話し、創造的な子どもは見たことがなかった」とその死を悼みました。

 その後、アウニさんの死はネット上で世界各地へと伝えられ、現在、ユーチューブの登録者は、120万人を超えています。

 コメント欄には、「あなたを守れなかったことを許して下さい」「生きている間に、夢が実現するところを見せてあげたかった」など、悲しみの声が多く寄せられています。

 ガザ地区の保健省によると、8日時点で、4324人の子どもたちの死亡が確認されています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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