「水上住宅」に世界初の「水上牧場」も…オランダで“水上生活”が注目されるワケ|TBS NEWS DIG

「水上住宅」に世界初の「水上牧場」も…オランダで“水上生活”が注目されるワケ|TBS NEWS DIG

「水上住宅」に世界初の「水上牧場」も…オランダで“水上生活”が注目されるワケ|TBS NEWS DIG

国連が定めた17の目標のうち、今回取り上げるのは、「住み続けられるまちづくりを」です。オランダでは本来は陸上にあるものを水に浮かべて、持続的な暮らしを求める取り組みが行われています。

オランダ第二の都市・ヨーロッパ最大規模を誇る港を持つロッテルダム。船に押されて運ばれているのは、家なんです。

到着したのは、都心部にある閑静な住宅街。これらの家、全て運河に浮かんでいます。柱に固定されているので、流されることはありません。ただ、潮の満ち引きで水位は2メートル変わり、揺れることもあります。

そこまでして、なぜ“水の上”なのでしょうか。

設計事務所 ピーター・フィグドルCEO
「デルタ地帯(三角州)なので、海面上昇に備える必要があります」

ロッテルダムは、土地の9割以上が海抜ゼロメートル地帯です。温暖化による海面上昇で宅地の確保がさらに難しくなる恐れがあるのです。

それなら水の上に家を建ててしまおうと4年前に売り出したところ、18戸全てが3週間ほどで完売しました。

住民
「住んでいて本当に楽しい家ですよ。照明がときどき揺れていますけどね」

ボートで移動したり、夏には運河で泳いだり。水上住宅は首都のアムステルダムでも注目されています。

さらに、市内の港にはこんな施設まで…

記者
「こちらの牧場、施設の3階部分にありますが、施設全体が水に浮かんでいます」

4年前に完成した世界初の水上牧場「フローティングファーム」です。一番上のフロアでは38頭の乳牛が飼育されていて、1日に800リットルほどの牛乳を生産します。

「フローティングファーム」共同経営者 ミンク・ファンヴィンゲルデンさん
「たくさんのミルクを作って、質も高いんですよ」

下の階ではチーズやヨーグルトなどの乳製品の加工を行っています。

商品は施設内の店舗や街のスーパーでも販売。

常連客
「とてもおいしいです。週に2回、買いに来ています」

そして、一番下の階は水中にあり、チーズの熟成や雨水のろ過などを行っています。

きっかけとなったのは、2012年にニューヨークを襲ったハリケーン。交通網が寸断され、食料の供給がストップしました。

街の中心部に農場を置くことで、輸送に伴う二酸化炭素の排出量を抑えられるうえ、災害によるサプライチェーンへの影響を軽減できるといいます

「フローティングファーム」共同経営者 ミンク・ファンヴィンゲルデンさん
「水の上ならまだ“土地”があるし、都心部に(牧場を)作ることもできます」

牛のえさは、市内のビール工場で出た穀物のかすなどを使用。糞は肥料として販売します。

太陽光パネルを設置し、電力の一部を賄っています。

「フローティングファーム」共同経営者 ミンク・ファンヴィンゲルデンさん
「農場では出来るだけ資源を循環利用し、自給自足しようとしています」

海外での事業展開を進め、日本などアジアの国々とも関係づくりを始めているといいます。

環境の変化を受け入れながら、持続可能な「食」と「暮らし」を目指す取り組みが続けられています。

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