京アニ放火殺人裁判 検察「完全責任能力あった」と主張(2023年11月6日)
京都アニメーション放火殺人事件で、青葉真司被告の裁判が京都地裁で開かれ、検察が中間論告の中で「被告には完全責任能力があった」と主張しました。
(國友千愛記者報告)
これまでの裁判で青葉被告を精神鑑定した2人の医師は、「被告が妄想を有していた」という点では一致している一方、妄想が犯行に及ぼした影響については意見が分かれていました。
6日の裁判では、被告の刑事責任能力に絞った中間論告があり、検察は被告には善悪を区別したり、犯行を思いとどまったりする能力があったとしたうえで、「妄想というベールがかかっていても、動機ははっきりしている」と指摘し、被告には完全責任能力があったと改めて主張しました。
午後からは弁護側が、被告は犯行当時、心神喪失または心神耗弱だったと主張するとみられます。
裁判員らは2週間ほどの時間をかけて刑事責任能力について結論を出し、その後は情状など量刑についての審理が予定されています。
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