人気アジフライは“給食”で “黒板に机・椅子”廃校が「道の駅」に(2023年11月1日)
■小学校が道の駅に!? 給食が大人気
鳴り響くチャイムに古びた黒板。ここは一見、小学校のようですが…。昔懐かしいグルメに、ここでしかできない体験まで楽しめる大人気の道の駅です。東京都心から車で1時間20分、鋸南保田インターチェンジを降りるとすぐ見えてくるのが道の駅・保田小学校です。
観光客:「小学校の雰囲気、懐かしいと思いました」
ここは元々、地域の児童が通っていた小学校。2014年に廃校となりましたが、地域住民の学校を残したいという思いから道の駅として生まれ変わったのです。
施設内の黒板や時計は当時の物。実際に使われていた校長先生の椅子に誰だって座れちゃうんです。さらに働いているスタッフも…。
道の駅 保田小学校 三瓶聖史教頭(スタッフ):「保田小学校の卒業生でして、17年前(2006年)の卒業生」
先月には隣の廃園になった幼稚園にも施設を拡大。リニューアルしたばかりでまさに今、注目スポットなんです。かつて教室だった場所は地元で取れた食材が堪能できる5つの飲食店に大変身。
低学年の教室が改装された里山食堂。人気ナンバー1は「アジフライ給食」です。学校給食でおなじみの銀皿の上に当日、市場で仕入れた新鮮なアジがサクサクに揚がっています。他にも揚げパンなど給食の定番メニューを味わえます。
同級生:「ものすごく再現されていて給食が。小学校から友達なので懐かしい。揚げパンも皆取り合ってたもんね」
■予約必須! 宿泊先はリアル教室
さらに、予約必須の大人気サービスがあります。鍵を開けて教室の中に入ると…。
客:「あの時の学校だ。教室にベッドがあるよ」
そう、教室に泊まれちゃうんです。宿泊できる部屋は大小12ありますが、週末になると常に満室だといいます。
父:「きょうは父ちゃんが小学生の時の話をして寝かせてあげる」
娘:「えーやだー」
ユニークな試みで観光客の心をつかんでいる道の駅保田小学校。この施設ができた2015年には鋸南町の観光客数は1.7倍に急増しました。
道の駅 保田小学校 中村靖校長(駅長):「鋸南町は海も山もある。観光施設としても四季折々の観光場所がありますので、その中心にあるのが保田小学校」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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