“所得減税”「1回で終われるよう」 1人4万円巡り 岸田総理が明言(2023年10月31日)
31日も厳しい論戦が続いた国会。所得減税の回数を問われた総理が減税は「1回のみ」と想定していることを明らかにする場面もありました。
■1人4万円巡り…岸田総理が明言
立憲民主党 徳永エリ議員:「所得税、そして住民税、4万円の減税、これがですね国民から大変に評判が悪くなっている。こんなに評判が悪くなると総理は思っておられましたでしょうか?」
岸田総理大臣:「国民の皆様がどう評価するか、これはもう国民の皆様のご判断だと思いますが、私は今、経済にとって大変重要な時期であるということで経済対策を準備する作業を進めております」
自民党は31日朝に会合を開き、岸田総理肝煎り(きもいり)の国民への還元策として所得税などを4万円減税し、非課税世帯に7万円を給付するなどの政府案を了承。経済対策に盛り込まれることが固まりました。
立憲民主党 蓮舫議員:「とにかく物価が上がり続けてます。本当に生活が苦しい。でも、4カ月間、国会を開かないでようやく開いたと思ったら経済対策を出すのは11月2日ですか、減税は来年の6月でしょ。全部遅すぎませんか」
岸田総理大臣:「経済対策についてはこれまでも累次、様々な対策を発動しております。エネルギー対策につきましても激変緩和措置をすでに実行をしております」
立憲民主党 蓮舫議員:「給付と減税を賃上げが物価高に追い付くまでの一時的な措置と総理は言うんですが、1回の給付金と来年の夏の減税で賃上げは物価高を越えるんですか」
岸田総理大臣:「所得税減税、さらには給付金の支給等を用意して国民生活を支えながら今出てきた賃上げ、あるいは投資の好循環を来年にしっかりつなげていきたいと考えています」
立憲民主党 蓮舫議員:「ちょっと伝わらないんですけれども。所得税減税は1回より続ける可能性もあるんですか?」
岸田総理大臣:「来年度中には名目賃金の伸びが消費者物価の伸びに追い付く、こういった試算も出ております。まずは一時的に国民生活を支える措置を用意したいと思っております」
立憲民主党 蓮舫議員:「1回で終わるんですね?」
岸田総理大臣:「1回で終われるように経済を盛り上げていきたいと思っております」
立憲民主党 蓮舫議員:「1回の給付金と1回の所得税減税でどれだけ家計は助かると見てます?」
岸田総理大臣:「物価高に負けない支えを用意することが重要だと」
立憲民主党 蓮舫議員:「総理、4万円減税されたら助かります?」
岸田総理大臣:「はい。1人4万円の減税というのは大きな額であると思います。それぞれの生活を支え、可処分所得を増やすという意味で意味はあると思います」
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