「事実を矮小化、時にはないものに…虚偽の報道対応」日大執行部を“断罪” 第三者委の報告書まとまる|TBS NEWS DIG
現役アメフト部員による薬物事件など不祥事が相次いでいる日本大学について、問題を調査していた第三者委員会が報告書を発表し、日大執行部について「事実を矮小化し、時にはないものとする不適切な基本姿勢」などと責任を追及しました。
午後4時から行われた第三者委員会の会見では、日大執行部の責任を追及する発言が相次ぎました。
第三者委員会 綿引万里子委員長
「一番問題であったと思うのは、基本的な判断基準の誤りです。何か考えなきゃいけないはずなのに、それらが全く考慮されていなかった」
日大アメフト部の薬物事件の対応を検証していた第三者委員会は93ページにわたる報告書をまとめ、きょう公表しました。そこでは林真理子理事長や酒井学長、沢田副学長ら執行部について厳しい指摘が…
第三者委員会の報告書
「事実を矮小化し、時にはないものとする。不都合な情報には目をつぶり、得られた情報を自分に都合良く解釈し、自己を正当化するという姿勢が全ての場面で顕著である」
日本大学 林真理子理事長
「違法な薬物が寮にあったというのはまだ確認されておりません」
林理事長は当初、このように述べ“薬物疑惑”を否定していましたが、この林理事長の対応について「失言に近い発言。正確な広報を行うという職務上の義務に反する行為と評価せざるを得ない」と指摘しました。
今年8月、日大が開いた会見については…
第三者委員会の報告書
「正しい危機管理広報とはかけ離れたものとなってしまった。『悪いことは何もしていない』と言い張る会見になってしまった。林理事長が十分な情報収集もしないまま、一人の学生の不祥事であるかのような発言を行ったことは、不適切な発言であったと評価せざるを得ない」
林真理子理事長
「(Q.その対応は適切だったかと考えているか)はい、考えております」
報告書ではこうした執行部の姿勢を「自己を正当化し、時には虚偽と評価される報道対応をしていた」と厳しく指摘しています。
現役の学生はどう感じているのでしょうか。
日本大学の学生
「謝罪はもちろん、これからどう取り組んでいくのか説明してほしい」
「(学生が大学に)誇りが持てない状況が続いているので、学生との信頼を作れるアクションを起こしてくれると嬉しい」
コンプライアンスの立て直しを誓ったはずの日大執行部の屋台骨が大きく揺らいでいます。
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