レンタカー次々“乗り逃げ” 高級車1000km先で大破…大阪では高速“爆走”&料金未納(2023年10月31日)
各地のレンタカー店で、ある男性客が高級車を次々とレンタルして乗り逃げしていることが分かりました。店側は、怒りの声を上げています。
■貸し出しから6日後…1000キロ離れた大分で
前方が大きく壊れてしまった高級外車。この車が長野県諏訪市のレンタカー店から貸し出されたのは先月17日。若い男が5時間使用する予定で借りに来たといいます。
諏訪市のレンタカー会社:「帽子を深くかぶって。変な感じだなとは思いました。違和感がたくさんあったので、印象に残る」
約束の5時間が経過したころ、男から店に電話があり、こう告げられたといいます。
男:「母親が倒れて病院に運ばれた。車で向かいたいので利用を延長したい」
店は前払いを条件に、3日間の延長を承諾します。しかし、翌日になっても料金が振り込まれず、不審に思った店は、車に搭載した装置を使い位置情報を確認しました。
すると、車は午前中に大阪市、午後には滋賀県の琵琶湖付近へ移動。その後、神戸や奈良の興福寺などを転々としていました。
返却期限が来た日、店が男に改めて連絡すると、次のような回答があったといいます。
諏訪市のレンタカー会社:「病院にいっぱなしで、連絡ができずすみませんって。(さらに)3日延長してくださいと」
店は延長を拒否、車を返すよう求めましたが、返却されなかったといいます。
車は貸し出してから6日後、およそ1000キロ離れた大分県で変わり果てた姿で発見されました。
大型トラックと衝突する事故を起こしていました。店は被害届を出していて、警察は横領の疑いで捜査しています。
諏訪市のレンタカー会社:「怒る気力も起きないというか、あきれている。つける薬もないなと思っている」
その2日後、男は別の場所で同じような騒動を起こしていました。借りた車のドライブレコーダーにはまさかの映像が映っていました。
■大阪のレンタカー店でも…“約60万円”未納
長野県諏訪市で高級外車をレンタルした後、期限が来ても返さず、6日間にわたって乗り回した若い男。車は数日後、大分県で大破した状態で発見されました。
その2日後、男は大阪のレンタカー店を訪れると、1日のみの予定で高級外車をレンタルします。
東大阪のレンタカー店:「免許証番号見なくて書く人って、私初めてだったので。そこで違和感がありました」
そこで借りた車も予定時間に店へ返却されることはなく、市外の商業施設の駐車場に乗り捨てられていたといいます。
見つかった時、車体は傷だらけでした。店がドライブレコーダーの映像を確認すると、車は大阪の高速道路を時速158キロで走行していました。
レンタカーの延長料金と傷の修理代合わせておよそ60万円が未納になっているということです。
東大阪のレンタカー店:「有料のものを借りて、お金も払わないで済むわけないですよね。それを繰り返す神経が分からない。話し合おうと思っても連絡くれないですしね。こちらは返してほしいですよ」
被害に遭った長野と大阪の店は連携を取るとともに、他のレンタカー店に注意を呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2023年10月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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