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停戦協議当日も住宅地に激しい砲撃が 子ども3人含む9人死亡(2022年3月1日)
ウクライナでは日本時間の28日に行われた停戦交渉の当日も住宅街に激しい砲撃がありました。ウクライナ第2の都市ハリコフでは、子ども3人を含む市民少なくとも9人が死亡しています。
住宅地が激しい砲撃に晒されています。
攻撃を受けた家の中には撃ち込まれた砲弾が残されていました。
ハリコフ市の市長は子ども3人を含む市民、少なくとも9人が死亡したと発表しました。
攻撃が行われたのは28日。ロシアとウクライナが初めて停戦協議に臨んだ、その日です。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「公平な交渉は交渉中に一方が相手にミサイルを撃ち込まない状況でないと成り立たない」
初の停戦協議では何らかの合意には至りませんでしたが、近く再協議することで一致しました。
ロシアによる攻撃は続きます。
首都キエフ近郊では空軍基地が空爆されました。
撮影者:「これが基地だ、吹っ飛んでいる。生存者がいるか・・・。ちくしょう。たった今・・・やられたところだ。検問所が直接やられた」
キエフの中はどうなっているのでしょうか。
幼少期を日本で過ごしたパルホメンコ・ボグダンさん。
パルホメンコ・ボグダンさん:「今から地下のスーパーマーケットに向かいます。食料あるかな。あっこっちは閉まっている。あれ?ああ、閉まっていますね」
街中ではロシア軍の侵攻に備え、住居表示版が外されています。
パルホメンコ・ボグダンさん:「こういう形で名札や標識を排除してロシア軍が攻めてきた時に、どこにいるのか分からないようにしています」
この日、キエフは静かでした。ただ、近郊の町では爆撃があり、薬局などが被害を受けたといいます。
CNN、マシュー・チャンス記者:「ここに来たロシア軍の車列は完全に打ち負かされました」
CNNによりますと、西側当局の関係者は侵攻はロシアの計画通りに進んでいないとしています。
原因は1日目に制空権を奪うことに失敗したからだといいます。
これもまた、侵攻が計画通りに進んでいない一因なのでしょうか。
国連総会の緊急特別会合でウクライナのキスリツァ国連大使は死亡したロシア兵の携帯に残された母親とのメッセージのやり取りだとする内容をロシア語で読み上げました。
ウクライナ、キスリツァ国連大使:「『(母親)アリョーシャ、どうしているの?なんで返事をなかなかくれないの?本当に演習しているの?』。死亡した兵士の母親が兵士が死亡する直前に送ったメッセージです」
メッセージは、こう続いたと言います。
兵士:「ママ、もうクリミアにはいないんだ。演習はしていないんだ」
母親:「それならどこにいるの?パパが荷物の送り先を知りたがっているの」
兵士:「ママ、ウクライナにいるんだよ。本当の戦争が起きている。怖いよ。僕らは町中を爆撃している。市民でさえ標的にしている。歓迎されるって聞かされていたのに皆、自分を装甲車の下に身を投げ出して僕らを通さないようにしている。僕らのことをファシストと呼んでいる。ママ、本当にきついよ」
この内容が本当であれば、兵士はよく事情も分からず戦地に送り込まれたことになります。
ウクライナ政府は捕虜になったり、死亡したりしたロシア兵を家族が検索できるサイトを立ち上げています。
ロシア国内の厭戦(えんせん)気分を高める狙いもあるとみられますが、そこに掲載されている動画でも。
捕虜になったロシア兵とされる男性:「(Q.何か両親に言いたいことは?)お母さん、お父さん。僕は来たくなかったけど、来ざるを得なかったんだ」「演習でヴォロネジに行って、その後、ベルゴロドに移動しました。きょうウクライナに入るよう言われました」「(Q.通信兵なのにどうして入ることになった?)人出不足で契約軍人だけが派遣されました」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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