「悪夢の1時間」最強ハリケーンがメキシコ直撃27人死亡 ライフライン停止 略奪行為も(2023年10月27日)

「悪夢の1時間」最強ハリケーンがメキシコ直撃27人死亡 ライフライン停止 略奪行為も(2023年10月27日)

「悪夢の1時間」最強ハリケーンがメキシコ直撃27人死亡 ライフライン停止 略奪行為も(2023年10月27日)

 メキシコ南部の観光地を過去最大規模のハリケーンが直撃し、これまでに27人が死亡しました。

■「悪夢の1時間」27人が死亡

 過去最大規模のハリケーンが直撃したメキシコ・アカプルコ。ホテルの壁や窓が吹き飛ばされ、当時の恐怖を「悪夢の1時間」と語る観光客たち。

 ホテルにいた観光客:「トイレに逃げたの」

 最大風速75メートル。トラックも吹き飛ばされる猛烈な風が建物内にも吹き荒れ、それが1時間以上続いたというのです。嵐が過ぎたものの看板や建物、あらゆるものが飛び散り、なかにはヘビまで飛んできました。

 鉄筋がむき出しになった建物。9階建てのビルに多くのテナントが入ってましたが、6階から8階は吹き抜けの状態に…。

 上空から見ると、被害の惨状がより明らかに。ショッピングモールの屋根はすべて吹き飛ばされています。ホテルのロビーは天井や壁が崩れ、とても営業できる状況ではありません。さらに土砂崩れも発生し、物資を運んでこられない状態に。

 火事が起きても消防車が来る気配はありません。街に住む住民は約90万人、そして多くの観光客も孤立。水や食料がなくなり、町の至る所で略奪行為が発生。

■ライフライン停止 略奪行為も

 スーパーマーケットでは、商品棚からレジを通さずに次々と持ち出していきます。警察もいますが逮捕することはなく、大きな電化製品以外は持ち出しを見逃しているといいます。しかし、なかには洗濯機など運び出そうとする住民の姿も。事実上、街は無法地帯と化しています。

 電気やガス、ライフラインが止まったまま壁を飛ばされた吹き抜けのホテルなどで生活を続けています。

■視界奪われ…158台多重事故

 一方、アメリカ・ルイジアナ州で起きた158台が絡む多重事故。スーパーフォグと呼ばれる極めて濃い霧が原因ですが、この時の事故現場上空の映像が公開されました。まるで霧の雲海。霧も雲も本質的には同じであり、「白い霧」が広がっています。その中に突如、現れた「黒い霧」。これがスーパーフォグであり、火災の煙と霧が重なってドライバーたちの視界を奪ったのです。

 この夏、前例のない高温で干ばつに見舞われ、山火事が相次いで発生しているのです。

■アマゾン川底から“謎の遺跡”

 アメリカ南部で干ばつ、メキシコではハリケーン。そして、アマゾンでは「謎の遺跡」が出現。川底から2000年前と推測される彫刻が現れたのです。深刻な干ばつが続き、アマゾン川中流の水位は統計開始以来、最低レベルまで下がり、沈んでいた彫刻が時を超え顔を出したのです。

 ブラジルの考古学者:「非常に多様性のある彫刻です」

 ブラジルの考古学者らによりますと、約1000年前から2000年前に掘られたものと推測しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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