直接謝罪も「撤回するわけにはいかない」滋賀・東近江市長が関係者と面会『フリースクール』めぐる騒動

直接謝罪も「撤回するわけにはいかない」滋賀・東近江市長が関係者と面会『フリースクール』めぐる騒動

直接謝罪も「撤回するわけにはいかない」滋賀・東近江市長が関係者と面会『フリースクール』めぐる騒動

 滋賀県の東近江市長が、「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」などと発言をした問題で、27日、フリースクールの関係者と直接面会し謝罪しました。一方、発言については改めて撤回しないとしています。

 滋賀・東近江市 小椋正清市長
「私の思慮の欠けた発言によって、不登校を抱える保護者に対して、大変傷つけることになったということをまずお詫びさせていただこうと思い、お越しいただきました」

 面会の冒頭、滋賀県のフリースクール関係者らを前に神妙な面持ちで謝罪した東近江市の小椋正清市長。不登校の子どもに学びや体験の場を提供する「フリースクール」をめぐる発言が波紋を呼んでいます。

 小椋市長(17日)
「フリースクール、フリースクールといってね、良かれと思ってやることが本当に国家の根幹を崩しかねないくらいの危機感を持っている」

 先週、不登校の子どもたちへの対応を検討する会議で、小椋市長は「フリースクール」を推進する国の方針を厳しく批判。発言を知ったフリースクールに通う生徒はー。

 フルースクールの生徒
「悲しかったですね。みんなフリースクールに来て救われている子ばっかりなので…」

 こうした中、市長に対し抗議文を提出したのが滋賀県のフリースクール関係者や保護者からなる団体です。特に、小椋市長の「不登校は親の責任」とする発言に対し、強く反発しています。

 批判が高まる中、25日の会見では初めて謝罪の言葉を口にしましたが、発言の撤回はしませんでした。

 小椋市長
「不適切だと思っていません。私は制度について大変問題があると。撤回して何の効果があるんですか」

 現状のフリースクールでは教育が不十分だとして、国の制度を批判をする意図だったと説明した小椋市長。しかし、フリースクールの現状をどこまで知っているか問われると…。

 小椋市長
「(Q.実際に現場に行かれたことは?)フリースクールはありません」

 27日、団体に対して市長が直接関係者らに考えを説明し、発言の趣旨を理解してもらったとして、改めて撤回はできないと強調しました。

 小椋市長
「全国的な問題になって、今撤回するということで沈静化させる時期はもう終わってるので、『撤回するわけにはいかない』ということは最終的には申し上げました。撤回するということは文科省に対しても撤回するということになりますから、それはできない」

 一方、フリースクール側は現場を知ってもらうことが重要だと話しました。

 谷川副会長
「文章でのやりとりではなくて、実際にお会いして対話することが大事だと思っていますし、やはりフリースクールに来ていただいたりとか、そういう現場を見ていただくことも大事だと思っています」

 配慮に欠けた発言で多くの人を困惑させた一連の騒動。当事者を置き去りにしない支援が求められています。

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