「さらにディープな体験を求めている」外国人向け「スナックツアー」に反響 海外からの観光客は何にお金を使うのか調査【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「さらにディープな体験を求めている」外国人向け「スナックツアー」に反響 海外からの観光客は何にお金を使うのか調査【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「さらにディープな体験を求めている」外国人向け「スナックツアー」に反響 海外からの観光客は何にお金を使うのか調査【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

観光庁によると、今年7月から9月までに日本を訪れた外国人が消費した金額は、1兆3904億円。コロナ禍前の金額を上回り、過去最高になりました。
「ディープな体験を求めている」として、日本のナイトカルチャーが注目されています。詳しく解説します。

■日本をより深く・詳しく知りたいという欲求はどこから?

南波雅俊キャスター:
今、ナイトカルチャー、スナック、ディープな日本が人気なのです。

外国人の皆さんはどんなものを日本の観光に求めているのかというところなのですが、「日本らしい体験」という声が一番多くて、4割近く。温泉、茶道、神社仏閣訪問などというところですが、今はそこからさらに深く深く求められているのです。

インバウンドの広報などを行っているTokyo Creativeの中川智博取締役は、ディープな体験を求めている背景には欧米の観光客の宿泊日数の長期化があるということです。時間があるから、もっと深くいきたいと。

アメリカからの観光客が、コロナ前と比べて平均で2日ほど滞在期間が延びているという観光庁のデータもあります。

アジア圏の観光客はやはり近いので、リピーターが多く、さらにもっと日本に詳しくなりたいという欲求が出てくるそうです。

そこでたどり着いたのが日本のナイトカルチャー、スナック。秋元さんの行きつけもありました。

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
はい、びっくりしました。行きつけがちょうど「栗奴」というスナックで、よく行きます。

ホラン千秋キャスター:
ここに行ったきっかけは?

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
会食のあとに連れて行ってもらいました。すごくアットホームでカラオケも歌えます。コロナ中は行けなくて、久しぶりに3年ぶりくらいに行ってみたら、覚えてくれていました。私が当時歌った曲のリストも全部手書きで残っていて、それで感動してよく行くようになりました。

南波キャスター:
入口までは行っても、歌が聞こえてくるとちょっと怖くなって入れないという感じなのですが。

■2軒はしごで約1万5000円の“スナックツアー”が大人気!

南波キャスター:
では、なぜスナックが外国人に人気になったのか。

スナックが好きすぎる“スナック女子”の五十嵐真由子さんは、2020年に日本人向けの「スナック横丁」というサイトを開設しました。ところが2022年頃、想定外に外国人のアクセスが増えたということです。

YouTubeやSNSで英語で発信するのを増やしたのが要因ではないかとのことですが、そこで外国人観光客向けの“スナックツアー”を企画。もともと日本人向けにやっていたものを、外国人の皆さんにもウケるのではないかということでやってみたら大盛況でした。

オランダから来たという4人組の観光客は、通訳兼ガイドと一緒にお店を探しています。目当ての店を見つけても、やはり入るのにちょっと戸惑ってしまいます。

最初は戸惑っていましたが、ママのおもてなしですっかりご機嫌。そしてスナックの定番のカラオケで、ノリノリですね。知っている日本の歌を、楽しく歌っているということです。

ツアーの料金は2軒はしごして約2時間20分、約1万5000円(103ドル)です。なんと、1軒につき飲み物3杯とおつまみがつくので、計6杯とおつまみが食べられて1万5000円。非常に人気だそうです。

ホランキャスター:
秋元さん。外国の方を確かに目にすることはありますか?

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
あまり意識したことがなかったのですが、スナックはそもそも、確かに日本ならではなのだな、というのを今VTRを見ていて初めて気づきました。地方のスナックもよく行くのですが、まだそんなに外国の方はいらっしゃらないなという感じです。

ホランキャスター:
井上さん、「地方は任せろ」みたいなことをさっき言っていましたね。

井上貴博キャスター:
先輩に、初めて行く土地のスナックは行きなさいと言われたんです。

確かに行くと地域性があるし、ママのコミュニケーション能力が高いので、こっちも酔っ払っているから連絡先を交換することになるんですよ。そうすると、すごく情報をくれるんですよね。観光の情報を含めて…「こういうのあるよ、行きなさい」とか、「あのおじちゃんに話通しといたから」とか。

■最初は母親じゃない人をママと呼ぶことに抵抗を示すが…

南波キャスター:
ママの声もちょっと聞きました。

「スナックaeru」のウララママは、「(外国の方は)常連さんと話す、一緒にカラオケなど、日本のスナック文化を楽しんでいるようです」とのこと。今は始めた頃と比べて3倍に増えているそうで、何を楽しんでいるかというと、居心地のよさというのをまず皆さん言うそうです。

あとはやはり、バーは海外にありますが、ママがいてその空間でお酒を飲んで楽しむというのは日本独特だということで、「これぞ日本だ」という感想を持つそうです。

スナック横丁運営の五十嵐さんいわく、「最初は母親じゃない人をママさんと呼ぶことに抵抗を示す…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231025-6117563)

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