人気の位置情報アプリ「NauNau」で情報漏洩か 200万人以上の居場所が筒抜け恐れ【もっと知りたい!】(2023年10月24日)
スマートフォンの位置情報を家族や友人と共有できるアプリで、200万人以上の個人情報が漏洩(ろうえい)していた疑いがあることが分かりました。自分の居場所が第三者に筒抜けになっていた恐れがあります。
■「友達と常につながっていられるSNS」
「Suishow」という会社が作っている位置情報共有アプリ「NauNau」。このアプリでは、今どの場所にいるのかが分かり、その対象者がどのくらいその場所にいたのか、リアルタイムで把握することができます。
若い世代に人気で、ダウンロード数は450万件を超えています。支持される理由は…。
短大生(20代):「遊ぶ時とかに、待ち合わせで便利」「いちいち連絡取らずに(アプリを)見れば、(相手が)どこにいるか分かるから」
大学生(10代):「友達と一緒に帰る時とかに、連絡しなくても近いのが分かる」「待ち合わせをしていなくても、(アプリを見て)同じ駅にいたら、『一緒に帰ろう』みたいな」
同じアプリを使っている人を「友達」として承認すると、相手が今いる場所をリアルタイムで知ることができるため、「友達と常につながっていられるSNS」なのだといいます。さらに…。
30代:「連絡つかない時とか、どこにいるのかなというので、GPSというかアプリは必要かなと。子どもの場合は特に。帰りが遅いなって時も、それを見ていれば、とりあえず安心はできる」
■セキュリティー対策の不備が原因か
そんな便利なはずのアプリで起こった問題。それが、自分の居場所が第三者に筒抜けに…。
「NauNau」では一時、少なくとも200万人以上のユーザーの位置情報やチャット上のやり取りなどが、外部から閲覧可能な状態だった恐れがあったというのです。
また、チャット上のやり取りから、本人だけでなく、友達や家族の情報も流出した可能性があるといいます。
運営会社の親会社であるモバイルファクトリーは、「個人情報漏洩の可能性を含めた事実確認を行っております」としています。
原因はセキュリティー対策の不備とみられていて、現在は「NauNau」のサービス提供を停止しています。
(「グッド!モーニング」2023年10月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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