国連難民高等弁務官 人道危機の広がりに危機感「パズルのピースのよう」(2023年10月21日)
国連の難民高等弁務官が都内で会見しイスラエルとハマスの衝突などを踏まえて、「ジグソーパズルのピースのように人道危機が起きている」と述べ、危機感を示しました。
国連 グランディ難民高等弁務官:「ガザ地区を越えて、紛争が拡大することを懸念している。すでに不安定な地域が周辺に複数あり、レバノンがその例だ」
国連のグランディ難民高等弁務官は20日の会見で、「ジグソーパズルのピースのように、あちこちで起きている人道危機がつながり始めている」と述べました。
イスラエルとハマスの衝突やロシアのウクライナ侵攻などを踏まえ、各地で起きている人道危機が世界の安全保障上のリスクになると警鐘を鳴らしました。
グランディ氏は対応する地域が増え、資金や人材が不足していると指摘し、「今年4月のスーダンでの紛争では人道支援にあたることがほとんどできなかった」と懸念を示しました。
イスラエルとハマスの衝突で生じている人道危機を巡っては、国連パレスチナ難民救済事業機関が管轄していることを前提としたうえで、ラファの検問所を通じた人道支援と即時の停戦が不可欠だと訴えました。
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