更衣室やトイレに“盗撮”カメラ 韓国で増加する盗撮被害の実態 去年の被害は6865件で過去最多|TBS NEWS DIG

更衣室やトイレに“盗撮”カメラ 韓国で増加する盗撮被害の実態 去年の被害は6865件で過去最多|TBS NEWS DIG

更衣室やトイレに“盗撮”カメラ 韓国で増加する盗撮被害の実態 去年の被害は6865件で過去最多|TBS NEWS DIG

おとなりの韓国で今、盗撮事件が増加しています。外国からの観光客も被害に遭いかねず、現地警察などが注意を呼びかけています。

これは、ソウルにある宿泊施設の防犯カメラが捉えた映像。帽子をかぶり、マスクをした男がカバンを手に部屋に入ります。中国籍の27歳のこの男。3か所の宿泊施設にカメラを仕掛け、4か月間に240人あまりの盗撮を繰り返していたとされます。

こちらは別の映像。女性更衣室に男が侵入。カメラを仕掛けていますが、映り込んでいます。女性用トイレでは映り方を確認するような仕草も。警察によりますと、20代のこの男はかつらをかぶって女性更衣室などに忍び込み、およそ200人を盗撮していたということです。

韓国で増加傾向にあるという盗撮被害。去年発見された盗撮件数は、これまでで最も多い6865件ですが、捜査は難しくなっていると専門家は指摘します。

ソウォン大学警察行政学科 キム·ヨンシク教授
「追跡を避けるために、暗号資産による取引が行われています。捜査機関による取り締まりは、ますます難しくなっているのが実情です」

また、摘発されても罰金で済む任意捜査で終わるケースも多いとされ、国内からは“2次、3次被害を生む恐れがあり、積極的な取り締まりと厳正な処罰が必要”との声があがっています。

ソウル市民からは。

市民
「私も一度は撮られたのではないかという恐怖があり、警戒しなければいけないと思います」
「ちょっと気持ち悪いですね、公共施設のトイレも。何か穴が開いていたりしないか確認してから使います」

トイレでの被害が特に多いとされ、国や自治体から点検を請け負う業者がカメラの設置を実演し、注意点を紹介してくれました。

一見すると分かりづらいのですが、▼ゴミ箱に空いたこの小さな穴や、▼ティッシュのケース、▼服をかけるフックなどに6台ものカメラが仕掛けられていました。

点検業者「韓国スパイゾーン」 カン・インスン チーム長
「(トイレットペーパーの芯が)見えないように、こうやって紙を重ねて隠しておくケースがあります。こちらの充電器と便器の内側に取り付けられるカメラは、トイレを利用する時に少し注意深く見ていただければと思います」

また、カメラは花束の中や時計など、生活のいたるところに隠されている可能性があるということです。

日本人を含む海外からの観光客も被害に遭いかねない盗撮。現地の警察などが注意を呼びかけています。

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