インド大歓喜「すごく身近で誇らしい競技」2028年ロス五輪で「クリケット」正式種目に(2023年10月18日)

インド大歓喜「すごく身近で誇らしい競技」2028年ロス五輪で「クリケット」正式種目に(2023年10月18日)

インド大歓喜「すごく身近で誇らしい競技」2028年ロス五輪で「クリケット」正式種目に(2023年10月18日)

 IOC(国際オリンピック委員会)は2028年夏のロサンゼルスオリンピックの競技に、野球などと共にクリケットを追加することが決まった。これにインドは、歓喜に包まれている。

■インドの活躍期待「ゴールド取れるかも」

 IOC総会(インド・ムンバイ 16日):「2028年ロサンゼルスオリンピック、IOC、クリケット界にとって、究極のウィン・ウィン・ウィンです」

 16日、IOCは2028年夏に開催されるロサンゼルスオリンピックに、クリケットを競技に追加することを承認した。1900年のパリ大会以来、128年ぶりとなる。

 イギリスが発祥で、世界100カ国以上で親しまれているメジャースポーツの「クリケット」。オリンピックに採用され、喜びを爆発させている国がある。それが「インド」だ。

 実はインドでは国民的スポーツ。現在、ワールドカップが開催されていて、街はこの盛り上がり。

 インド人は、なぜクリケットが大好きなのか?番組は、インド料理店に向かった。

 インド料理店「モティ」店長 バルアさん:「(Q.2028年のオリンピックでクリケットが正式に追加競技として採用されました)本当にびっくりしました。(インドは)なかなかオリンピックでメダルが取れない。クリケットは結構強いから、オリンピックでゴールド(金メダル)取れるかもしれない」

 店長のバルアさんも、子どものころからクリケットをやっていたという。

 クリケットは、1チーム11人。楕円(だえん)形のフィールドで行われ、攻撃側は投げられたボールを専用のバットで360度どの方向に打っても良く、守備側は全方向で守るというものだ。打球がノーバウンドで一定のエリアまで飛ぶ、野球でいうホームランであれば6点。バウンドし、一定のエリアまで飛べば4点、といった形で得点を重ねていく。

 打ち返せずに、後ろにある3本の棒の上にある「ベール」と呼ばれるものを弾かれたり、打球を直接キャッチされたりすると、アウトになる。

 打者が10アウトになると攻撃が終了。攻守交代し、再び10アウトになるまで行い、得点が多いチームが勝利となる。

 ゲームは、攻撃と守備が1回ずつとなる。

■インドでは「すごく身近で誇らしい競技」

 インドのクリケット熱は、どれほどなのか。インド在住6年目の中村ゆりさんに話を聞いた。

 中村さん:「クリケットの試合があると、仕事よりもそっちに興味がいくみたいで、カフェテリアにテレビが設置されているので、(仕事中も)そこに行ってコーヒー飲みながら観戦されてたり。やっぱり子どもたちがよくやっているスポーツも、クリケットが一番多いように感じますし。(子どもたちがやっているのを)普段からよく目にしますね。インドにとってクリケットというのは、すごく身近で誇らしい競技なんだなと感じる」

 5年後のロサンゼルスオリンピックに向けて、インド料理店「モティ」では…。

 バルアさん:「インドでは、みんな子どもから若者とか、みんなクリケット好きだから、『カリーケットお子様セット』出そうかなと」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年10月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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