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上皇さまとタヌキ「モーニング姿で…」 引き継がれる研究 皇居の生き物たち(2023年10月16日)
国立科学博物館 林良博顧問:「上皇さまは真面目な顔で『モーニングを着てタヌキの糞(ふん)を拾った人は他にいますかね』と。それはいるはずがないですよ」
モーニング姿で、タヌキの糞を拾われる上皇さま。そんなやり取りを明かしたのは30年にわたり皇室の研究活動を手伝う国立科学博物館顧問の林良博さんです。
国立科学博物館 林良博顧問:「上皇さまが、よく皇居内を散歩される。ふとした時に、タヌキの溜め糞(ためふん)を見つけられた。これはタヌキに違いないと」
絶滅危惧種を含む、動植物が確認されている自然豊かな皇居。そのちょっとした変化に気が付かれるのが上皇さまのようです。
実際、タヌキはお堀に姿を見せたことも。上皇さまはタヌキにも関心を寄せ、2度論文を出されています。
国立科学博物館 林良博顧問:「どんなにお忙しくても毎週必ずタヌキの溜め糞をサンプリング。顕微鏡で何を食べているか、それをずっと続けられた」
国立科学博物館 大村嘉人さん:「タヌキが20頭以上。お堀にはスッポン」
16日から都内で皇居に住む生き物の企画展が行われています。調査したのは国立科学博物館。そして、山階鳥類研究所に在籍している上皇さまの長女・黒田清子さんも調査に参加しています。
国立科学博物館 林良博顧問:「日本の皇室の世界からほめられていることの一つは、研究熱心だということです」
研究熱心な皇族といえば、子どもの頃から動物好きの秋篠宮さまもニワトリの研究が専門。
国立科学博物館 林良博顧問:「小学校の卒業論文にニワトリのことを書いておられます。自分は将来、大きなニワトリを作りたい。最近では悠仁さまですね。ただものではない」
これは2歳の悠仁さま。トンボの羽をつかんで、カメラにアピール。
国立科学博物館 林良博顧問:「非常に静かな方ですけど、トンボの話になると、よどみなく色んなことが出てくる。トンボの研究者が舌を巻いて」
さらにこんなエピソードも。
国立科学博物館 林良博顧問:「皇居が好きだった。色んな種類のトンボが観察しやすい。(悠仁さまは)皇居に行くのを楽しみにして…。それは(上皇さまも)うれしかったんではないですかね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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