診療所の木の上に“居座りクマ”　600m離れた川で泳ぐ2頭(2023年10月13日)

診療所の木の上に“居座りクマ”　600m離れた川で泳ぐ2頭(2023年10月13日)

■診療所の木の上に“居座りクマ”

　警察官が大きな木を見上げて警戒態勢に入っています。見上げた先にはクマ。13日午前中、秋田県仙北市角館町の住宅街で木に登って居座っている2頭のクマが目撃されました。

　仙北市によりますと、2頭のクマは午前6時ごろから木の上にいました。木から下りた1頭のクマは山の方向へ向かって走り去ったとみられます。

　病院のスタッフ：「こんな近くに来るなんて誰も思ってなかったので、病院の中もザワザワしていました」

　実は11日も仙北市の中心部を流れる川で2頭のクマが撮影されていました。対岸から撮影された映像にはクマが陸に上がる様子も映し出されています。クマが泳いで渡った川沿いは遊歩道も整備されていて、観光客も訪れる場所です。

　近くの住民：「怖いです。犬の散歩に（午前）5時ごろから歩いて行くが、怖くてきょうは車で犬を連れていき散歩した」

　住民によりますと、この周辺でクマが目撃されることはこれまでなかったといいます。

■600m離れた川で泳ぐ2頭

　泳ぐ2頭のクマが目撃された場所は13日の木に登ったクマが目撃された場所から直線距離で約600メートル。泳いだクマと木に登ったクマ。同じくらいの体長にみえますが、果たして同じクマなのでしょうか。

　地元猟友会もクマを見守るなか、もう1頭の捕獲については…。

　地元猟友会　笹渕誠会長：「すぐ裏の方に保育園とかある。場所が場所だからね。近くに檻（おり）の設置とかちょっと検討しているようだけど」

　今のところ、けが人はいないということです。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>