「ビッグモーター」処分案公表 国交省 12工場で“指定”取り消しへ(2023年10月13日)

「ビッグモーター」処分案公表 国交省 12工場で“指定”取り消しへ(2023年10月13日)

「ビッグモーター」処分案公表 国交省 12工場で“指定”取り消しへ(2023年10月13日)

 中古車販売大手「ビッグモーター」の整備工場34カ所について国土交通省は立ち入り検査で不正が確認されたとして処分する方針だと公表しました。

 国交省は13日、全国にあるビッグモーターの整備工場34カ所を一定期間の事業停止や検査員の解任命令などの処分にする方針と明らかにしました。

 20日にビッグモーター側を聴取したうえで、処分を決定します。

 判断理由については、7月に工場34カ所に立ち入り検査をした結果、すべての場所で点検や整備において過剰請求などの不正が確認されたためとしています。

 このうち12の工場は、民間車検場としての「指定」が取り消される方針です。

 昨年度、「指定」が取り消されたのは18件で、一度に12の工場が取り消されれば異例です。

 行政処分の内容は、それぞれの違反に定められた点数を合計して決定します。

 360点以上が「指定」取り消しの対象ですが、調査では違反点数が1万3000点以上に上る工場もありました。

 また、車検の際に、4輪駆動車のスピードメーター点検や、ディーゼル車の排ガス検査など定められた工程を実施していなかった工場も16カ所で確認されています。作業の手間を省くためとみられています。

 さらに、立ち入り検査の際に国交省の聴取に対して、虚偽の説明をした工場も10カ所あったということです。

 国交省は、ビッグモーターが社員に法令を順守させる規定などが整備されていないことや不正を内部通報する体制が整っていないことを指摘していて、不正が組織的だったかについても調べています。
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