列島快晴“収穫の秋”が最盛期 北海道“幻の玉ねぎ”が豊作(2023年10月12日)

列島快晴“収穫の秋”が最盛期 北海道“幻の玉ねぎ”が豊作(2023年10月12日)

列島快晴“収穫の秋”が最盛期 北海道“幻の玉ねぎ”が豊作(2023年10月12日)

 全国的に青空が広がった12日、東北地方では秋の深まりとともに紅葉が見頃を迎えています。

■北海道“幻の玉ねぎ”が豊作

 寒さが“温かい”景色を作り出しています。今シーズン初めて冬日を迎えた北海道の川湯温泉。ポカポカの湯けむりが温泉街に立ち上ります。

 東京からの観光客:「心温まる…(温泉に)入ればもっと温まるんでしょうけど」

 その北海道“幻の野菜”が豊作です。“幻のタマネギ”と言われる「札幌黄」。

 湯浅農園 湯浅富夫さん:「札幌黄は日本始まって以来、最初のタマネギ。タマネギの種を入手するのが難しい」

 明治初期、北海道に移り住んだ人々が作ったというタマネギ。流通量が少なく、“幻”と称される逸品が豊作です。加熱すると甘みが増すタマネギ。あめ色に炒めれば、北海道のソウルフード「スープカレー」との相性は抜群です。

 客:「タマネギが甘かった。おいしかった」「甘い感じがまたいい」

 カレーと牧場ソフトのお店 たまねぎ倉庫 海老子川雄介社長:「農家の気持ちや苦労を皿に乗せて味わってほしい」

■秋晴れ列島 東北は“紅葉見頃”

 秋晴れが広がった本州。色とりどりの絶景が広がります。日本一の水深が生み出す秋田県の“田沢湖ブルー”。青空と一面“青の世界”を作り出しています。

 八幡平の木々が徐々に色付き、「黒谷地湿原」では足元に黄金色のじゅうたんが広がります。

■“秋の味覚”絶品スイーツに秘話

 秋の味覚が生む絶品スイーツも人気です。

 すいーとぽてと青の木 青木憲彦さん(80):「季節的には秋ですよ。今がサツマイモね。旬だから安い」

 秋田のなんとも素朴な店構えの「すいーとぽてと青の木」。全国から注文が殺到するのが“スイートポテト”です。サツマイモはもちろん、濃厚なカスタードクリームもたっぷり。

 スイートポテトを買いに来た人:「秋田の人にお願いされて、1回買いに来て、それでおいしくてまたお願いされた」

 元和菓子屋さんがこだわりのサツマイモで作ったスイートポテト。全国からFAXで注文が殺到するほどの人気です。実は今月で店主が高齢を理由に引退予定でしたが、店の常連客が跡継ぎに名乗りを上げました。

 店を継ぐ阿部樹子さん(31):「単純になくなるのが嫌だったので。知ってた街並みがどんどん変わっていくのが悲しくて、さらにここまでなくなってしまうとなったら本当にいたたまれない」

 すいーとぽてと青の木 青木憲彦さん:「安心というか、末期の後期高齢者なので、あしたのことは分からないので、早く覚えてもらってやってもらいたい」

 無事、新しい世代へバトンタッチです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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