小雨の高速道路で車が突然“滑り出す” 専門家「そこから抜けられない」(2023年10月11日)
■高速道路で車が突然“滑り出す”
小雨が降る直線の高速道路。追い越してきたバンタイプの車が突然…。
撮影したバイクのライダー：「滑り出した時は“やばいな”。あと10メートルくらい前だったら、車間を詰めていたらきっと私の右後ろからぶつかってきてますよね」
一体、何が起きたのか。蛇行直前、撮影者は車の「ある動き」を目撃していました。
■絶対やってはいけない行動とは
事故が起きたのは神奈川県内の東名高速上り伊勢原ジャンクションの2、3キロ手前だったといいます。ツーリング帰りだったという撮影者。バンタイプの車が追い越しを掛けてきます。バイクの横を通りすぎた辺りで突然、車体後部を振るように蛇行しだし、最後は90度右に曲がり中央分離帯に激突したのです。激突したバンの後ろからはバスが接近。巻き込まれる形で停車する事態となりました。
撮影したバイクのライダー：「何の音もせずに挙動だけですね。アクセルを緩めながらどう避けようかと考えていました」
撮影者は蛇行直前、「ある動き」を目撃していました。
撮影したバイクのライダー：「追い越し車線の方に一瞬、動いた。追い越し車線に何かしら見つけて急にハンドルを切ったというふうに見えた」
専門家は、バンの蛇行について特別な現象が起きたのではないと分析します。
日本交通事故鑑識研究所 大慈彌拓也代表：「単純にスリップという言葉が一番適切。そのスリップの修正に関して蛇行運転になってしまった。プロドライバーでもかなり厳しい。基本的に抜けられないことが怖いところ」
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