タカラジェンヌ転落死 宝塚歌劇団が会見 “いじめ疑惑”報道を否定【もっと知りたい!】(2023年10月9日)
宝塚歌劇団の女性が転落死したことを受け、歌劇団側が会見を開きました。一部週刊誌で報じられているいじめ疑惑については否定しています。
■宝塚所属の25歳女性が転落死
宝塚歌劇団 渡辺裕企画室長:「一番生徒たちが今回の事案に関してはショックを受けていて、やはり非常に悲しみの淵におります。その一人ひとりの気持ちというのを舞台に立てる状況に持っていくためには時間が必要」
先月30日、兵庫県宝塚市内の自宅マンションの敷地内で宝塚歌劇団に所属する25歳の女性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
マンションの最上階には、本人のものとみられる荷物があったということです。第三者が関わった様子はみられないため、警察は、自殺を図ったとみて捜査しています。
■歌劇団内の聞き取り調査 内容を発表
その原因が「いじめではないか」と報じられていることについて、宝塚歌劇団は歌劇団内でのいじめを否定しました。
渡辺企画室長:「今、劇団としては、いじめという事案があると考えていない。ただ劇団としての調査、ヒアリングによる判断なので、ちゃんと外部の独立した調査チームできちんと調べてもらって、進めていくということを考えている」
今年2月、週刊誌で報じられていた「歌劇団内の上下関係」に関する様々なトラブルについて、当時、歌劇団は公式サイトで「事実に反する内容をあたかも真実であるかのように報道された」と強く抗議していました。
7日の会見では、当時、歌劇団内で聴き取り調査した内容について明らかにしました。
渡辺企画室長:「一部報道に、上級生が下級生の前髪をつくるときにヘアアイロンを長く押し付けたという報道があったが、その報道については両者にまた周囲の人々にヒアリングを重ねていて、その結果、誤って当たってしまったということはあったが、長くとか報道されているような書き方、非常にそれが歪曲した表現で書かれているので、そういったことに関しては否定させていただいている」
当事者たちも「故意ではない」と説明しているといいます。
渡辺企画室長:「ヒアリングの結果、本人たちも『そんなことはなかった』と。ただ、当たったという事実はあったので、そこは確認している」
■複数の弁護士による調査チームを発足
公演中止期間は2週間延長され、22日までに。「宙組」のミュージカルとダンスが公演される宝塚大劇場前では、関係者による掲示板の張り替え作業が行われました。23日以降の公演については、20日に発表するとしています。
女性の急死を受け、歌劇団は経緯を調べるため、複数の弁護士による調査チームを立ち上げたことを発表しました。
渡辺企画室長:「今のところ宙組生全員には(聴き取りを)行うことで考えているが、調査チームが必要とすれば(宙組以外にも)広げていくことも考えていく。(調査のめどについて)1日でも早くとは思っているんですが、調査するのと精神的なケアをするのと相反する事象なので、ゆっくり時間をかけて進めていかないといけないと思っています」
「清く 正しく 美しく」がモットーの宝塚歌劇団。この調査で、事態の真相は明らかになるのでしょうか。
厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう呼び掛けています。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556
(「グッド!モーニング」2023年10月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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