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「生かす形として残してほしい」“日本最古の学生寮”京大『吉田寮』明け渡し訴訟(2023年10月5日)
100年以上の歴史がある京都大学の『吉田寮』で、寮生と大学が大きく揉めています。大学側が老朽化などを理由に学生たちの退去を求めた裁判が、5日に結審を迎えました。明け渡しを求められ、被告となっている学生の1人は、最終弁論でこのように訴えたといいます。
吉田寮の寮生:「体験を通して自分で学んだこと、そこから生まれた結びつき、そこで出会った人のコミュニケーション、学んだ価値観、そういう機会が担保されている空間は、今日日なかなか存在しない」
京都大学・吉田キャンパスの一角にある吉田寮。『現棟』と呼ばれるこの建物は、共有スペースが並ぶ『事務棟』と、2階建ての3棟の『居住棟』からなっています。最初に造られたのは、今から110年前の大正2年。この寮に入りたいから京大を選んだという人もいたといいます。
国籍も性別も年齢も性的志向も政治信条も、ここでは関係ありません。年上にもため口が原則です。あるのは共に暮らし、そして学ぶだけでした。寮費は光熱費込みで月2500円。寮内の決まり事や部屋割りなどは全て学生達で決め、全会一致が基本の自治寮です。
ただ、吉田寮に対し、大学側は2017年、老朽化を理由に、吉田寮からの退去を学生たちに勧告。2019年に、居住する学生たちが不法占拠しているとして、訴訟を起こしました。
京都大学側の主張:「吉田寮『現棟』は耐震性を著しく欠き、大地震が発生した場合には倒壊、あるいは大破の恐れがある」
京都大学学生担当理事(当時):「収容定員を増やしたい。現棟を何らかの形で使えるようにしたいという意向は持っている」
ただ、吉田寮の運営方針は長年、自治会と大学の間で話し合いによって合意形成がなされてきました。大学側によって反古にされた形です。
京都大学 山極壽一総長(当時):「学生の自治は大いに意味があると思っている。だが、自治の内容については、今の時代にそぐわないものもある」
“自由と対話”を重視してきた学生達。判決は来年2月ですが、その前に大学側には訴訟を取り下げてもらい、話し合いをしたいと願っています。
吉田寮の寮生(修士2回生)大隈樂さん:「この建物がいま古くなってきて、老朽化対策しないといけないのは僕らも分かっていて。むしろ30年来ずっと大学に求めているところです。二度と造れない建物だと思うし、ここで蓄積された経験が連綿と自分たちにつながっているということが、この寮の面白いところでもあるので、それを生かす形として残してほしい。法律というものを使って殴りあうみたいになっていて、それはとても不幸なことだと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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