各企業で内定式 「5類」移行で…対面開催相次ぐ 背景に学生優位“売り手市場”(2023年10月3日)
来年春に入社予定の学生らの入社式が2日、各企業で行われた。新型コロナウイルスが5類に移行した今年は数年ぶりに対面で開催する企業が相次いでいる
■対面での内定式 背景に学生優位の「売り手市場」
2日、日本生命の内定式が行われた。千葉県浦安市の会場におよそ400人。大阪など全国の会場を合わせると、およそ800人が式に参加したという。
日本生命 人材開発部 高木寛和部長:「新型コロナウイルスの影響もあり、集合形式の内定式は、実に5年ぶりの開催」
就職情報会社「学情」が先月に実施した調査によれば、内定式を“コロナ前と同規模”で“リアルで実施”する企業が8割を超え、前年から大幅に増加した。
背景にあるのが、学生優位の「売り手市場」だ。
リクルートによると、9月1日時点の就職内定率は91.5%となっている。
今年の内定者の多くはコロナ禍以降に大学に入学し、オンライン形式の授業やサークル活動を余儀なくされた世代だ。そのためか…。
日本生命の内定者:「対面で開催していただいたのもあって直接、雰囲気を感じられてすごく意欲が高まりました」
就職活動でもオンラインが定着してきたが、多くの企業も対面での開催の方が“学生の記憶に残る”“満足度が高い”などの見方を示している。
■内定者同士が交流…対面でのコミュニケーション重視
みずほフィナンシャルグループも…。
銀行、証券などグループ5社で合同採用となったおよそ1000人が、都内の会場で対面の内定式に参加した。
内定者:「やっぱり、リサイクルが大事だと思う」
グループの内定者同士が交流をはかる時間が設けられるなど、対面でのコミュニケーションを重視する様子がうかがえた。
一方、人手不足を背景にいまだ選考を続けている企業も多いという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年10月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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