金が最高値更新 「誰も引き取らなかった」母の遺品“73万円” 金塊は4億円→25億円【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月28日)

金が最高値更新 「誰も引き取らなかった」母の遺品“73万円” 金塊は4億円→25億円【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月28日)

金が最高値更新 「誰も引き取らなかった」母の遺品“73万円” 金塊は4億円→25億円【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年9月28日)

 金の小売価格が先月、1グラムあたり1万円を超えました。国内の最高値を更新です。こうしたなか買取業者に金を持ち込む人が増えていて、高額な買い取りが続出しているということです。

■父の形見「心苦しいけど…しまっておくのも」

 70代女性:「(Q.金の相場が1グラムで1万円を超えた)えー!そうなの?(家に)ありますよ。出そうかしら」

 金の価格が最高値を更新するなか、全国に1000店舗以上展開する、買い取り専門店「おたからや」。

 この日訪れたのは1組の親子。持ち込まれたのはアクセサリー5点。なかでもひと際目を引くのが、金でできた腕時計です。

 店長:「このお品物は、ご自身で購入されたもの?」

 客:「私の父の遺品です」

 女性の父親が生前大切にしていたという高級ブランド製の腕時計。ベルトから文字盤まですべて金でできていて、高額査定に期待が膨らみます。

 父親が使っていた思い出の品を持ち込んだことについて、女性はこう語ります。

 時計などを売りに来た女性:「心苦しいところもちょっとあったんですけど、ずっとしまっておくのもなと思って」「(Q.金の相場が1グラムで1万円を超えたが?)びっくりしたのと、(売るなら)今がチャンスなんだなと思いました」

 売却するか悩んでいましたが、持っていても使わないことや、金相場が過去最高値となったこともあり、売却を決断したのだといいます。

 時計などを売りに来た女性:「(Q.希望の金額は?)思い出の品なので、今回は金額は出せませんね」「(Q.高額で売れた時の使い道は?)家族でおいしいものが食べに行けるくらいはしたいと思います」

 別の部屋ではスタッフによる念入りな査定が行われ、買い取り金額が女性に伝えられます。果たして、家族でおいしいものが食べられるほどの金額に届くのでしょうか? 

 内訳は、時計が42万円、ブレスレットが1万5000円。合計で43万5500円の買い取りとなりました。

 時計などを売りに来た女性:「とても思い出の品だったんですけど、満足のいく査定をしていただいたので、とても喜ばしい限りです。奮発しておいしいもの行きたいと思います」

■“喜平デザイン”金ネックレス 本物?偽物?

 この店では金の相場が1万円を超えて以降、買い取りを求める客が2倍に増加。

 おたからや 銀座本店 伊藤悠夏店長:「基本多いのはインゴットだったりですとか、喜平のデザインのネックレス。かなり持ち込みが多くなっています」

 続いて訪れたのは、60代の女性。

 女性:「時計と、それからネックレスです」

 店長:「金製品ですね」

 持ち込まれたのは「高級ブランドの腕時計」と「金のネックレス」の2点です。実はこの女性、金相場の値上がりを知り、一番高く買い取ってくれる店を探していたといいます。この日訪れた店は、ここで3店舗目です。

 女性:「だいたいイメージついているんですけど、少しでも(買い取り価格が)良いところがいいなと思って」

 まずは2年前に100万円で購入したという、18金で出来た時計の状態を確認します。

 店長:「けっこうキレイですが、あまりお使いいただいていないですか?」

 女性:「ほとんど使ってないです。1、2回着けただけ。なんとなくデザインがちょっと…」

 店長:「ご自身で購入?旦那様が?」

 女性:「旦那が。許可は得てないけど、いいかなって」

 夫からプレゼントされたものの、デザインが派手ということもあり、夫に内緒で売却することを決断。

 続いて、ネックレスの確認に入ります。

 店長:「けっこう長めですね。珍しい」

 女性:「本物かどうか不安だったので」

 ひねりを加えた小さな輪が連なった“喜平デザイン”のネックレス。本物の「金」かどうかも分からないといいますが、どういう経緯で手に入れたのでしょうか?

 店長:「旦那様がもともとご購入された?」

 女性:「いや、母が亡くなって引き出しから出てきた」「(Q.ネックレスはお母さまの?)だったと思うんですけど、母は誰からもらったかは知らないです。まあ父でしょうけどね」

 亡くなった母の遺品整理をしていた時に、引き出しから見つかったというネックレス。当時は本物ではないと思い兄弟は誰も引き取らず、女性が持ち帰ったのだといいます。

 今回、売りに来た理由についてこう話します。

 女性:「(Q.現金化した場合に使い道は決まっている?)『丸々の金にしようかな』くらいのことで。使わない時計と(ネックレス)とあったんじゃ困ると思うんで」

 誰も使わない時計やネックレスを金の延べ棒などに買い替え、子どもたちの資産にすることを検討しているといいます。

 査定の結果、18金の時計はいくらに?そしてネックレスは“本物の金”なのでしょうか?

 店長:「時計のほうが金無垢(むく)でもあるので、35万円」

 続いてネックレスは…。

 店員:「喜平ネックレスのほうのお値段が、73万円」 

 女性:「すごい、すごい!」

 本物かどうか不安だったネックレスは査定の結果、18金と判明!73万円の値が付き、2つ合わせて買い取り額はなんと108万円。

 女性:「ありがとうございます。大事に使います」 

 店長:「本日、このお値段で買い取りさせていただきます」

 女性:「(Q.ネックレス本物でしたね?)本物だったんですよ。よかったわ。もうメッキかと思って、捨てようかと思ったの」

■静岡・伊豆“25億円超え”金塊 来場者続々

 1グラム1万円を超える“金の高騰”で、観光地にあるこんなものにまで人が集まっています。

 かつては新潟県の佐渡金山に次ぐ金山として栄えた、静岡県伊豆市の「土肥金山」。閉山した今でも、砂金採り体験ができるなど、人気の観光施設となっています。

 そのなかでもひと際、注目を浴びているのが、まばゆい輝きを放つ巨大な金塊。重さはなんと250キロ!

 観光客:「もう触ることないでしょ、こんな大きいの。ここしかないんで」「触りに来て金運アップになったらいいなと思ってきました」

 土肥金山 國分歩課長:「1グラム1万円超えをしまして、多くの方に知って頂いて、今も多くの来場者にいらして頂いてる」

 驚くのは、その大きさだけではありません。

 作られた20年前は、時価4億円ほどだったこちらの金塊。その価値は、今や6倍以上の25億円を超えたのです。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年9月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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