相次いで盗まれる「橋名板」 被害90枚 特別な価値があるのか(2023年9月22日)

相次いで盗まれる「橋名板」 被害90枚 特別な価値があるのか(2023年9月22日)

相次いで盗まれる「橋名板」 被害90枚 特別な価値があるのか(2023年9月22日)

 「橋名板」。その名の通り、橋の名前が記された板が各地で相次いで盗まれています。

 磐田市 道路河川課 清水康雄主任:「このベースのプレート部分も曲がっていることから強引に外したのではないかなと」

 静岡県磐田市にある中平松橋。地元の自治会長が今月3日、橋名板がなくなっていることに気付いて市に連絡しました。

 盗まれる前の様子。1つの欄干に橋名板は2枚ずつで計4枚ありました。しかし、すでに5カ月前には4枚すべてなくなっていることが確認できます。静岡県内での被害は先月から6つの市で合わせて90枚。さらに…。

 盗まれたのは静岡県藤枝市の神楽田橋。今月15日に市が緊急パトロールを行った際には橋名板を確認していましたが、20日に4枚すべてがなくなっていたということです。

 地元住民:「どういったことに使うのかな。困りますよね」

 一体誰が、何の目的で。リサイクル会社を取材すると…。

 稲葉商店 稲葉一剛代表取締役:「(Q.橋名板1枚の買い取り価格は?)2500円から数千円にはなるかな」

 橋名板に使われている金属は主に銅と真鍮(しんちゅう)。真鍮にも銅が含まれています。その銅は今やEV(電気自動車)や太陽光発電などの素材として需要が高まり、価格が高騰。

 稲葉商店 稲葉一剛代表取締役:「(銅や真鍮は)20、30年前から比べれば3倍とか高値で推移」

 稲葉商店では買い取りの際、身分証の提示を必ず求めていますが、そうでない無許可の業者もいるとのことです。

 6つの市での被害総額は合わせて466万円。警察は転売目的も視野に調べを進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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