「ダーと降って」秋田で大雨 3日で約1カ月の雨量(2023年9月21日)
秋雨前線の影響で各地で大雨となっています。
■秋田で大雨 3日で約1カ月雨量
雨は東北でも。21日午前9時半ごろの秋田市は街がはっきりと見えていますが、午前10時をすぎると視界は真っ白に染まります。秋雨前線や低気圧の影響で、東北では警報級の大雨となりました。
秋田市ではこの72時間で149ミリの雨を観測。これは9月平年のおよそ9割の雨量です。さらに風も強まり、大雨警報と暴風警報が出されました。市内のスーパーはこの大雨にやきもきしています。
ドジャース広面店 大森泰樹店長:「(Q.いつから営業できていない?)7月15日に被災したので16日からです」
7月15日、活発な梅雨前線の影響で6時間で100ミリを超える雨が降った秋田県。各地で浸水被害が相次ぎました。こちらのスーパーもその一つです。店内の床に置かれていた商品は水浸しになり、足の踏み場がないほどです。
ドジャース広面店 大森泰樹店長:「不幸中の幸いで、けが人がいなかった。最後25人ほどいたが、客も含めて従業員も向かいの中学校(避難所)に救助のボートで移動した」
被災してから2カ月余り。23日に再開の予定です。ただ、この大雨に…。
ドジャース広面店 大森泰樹店長:「不安しかない。(地域の)排水系統が改善されたわけではないので当然、起こると思っていた方がいいと個人的に思っている。何もなければいいなと祈るしかない」
19日も大雨に見舞われ、各地で冠水するなど被害が出た秋田市。住民たちは不安を隠せません。
住民:「(Q.きょうも雨降っているが心配?)心配だな。この車も半分以上、水に入ったんだ」
隣の岩手も警報級の雨が降る恐れがあります。まだ、しとしと雨だった午前。人々を悩ませていたのは気温の急降下でした。盛岡の最高気温は20日より6℃も下がり、今シーズン初めて20℃に届きませんでした。
■「ダーと降って」急変で雨雲が
秋雨前線の影響は東北だけではありません。前線に向かって湿った空気が流れ込み、九州や本州の太平洋側で局地的に雨雲が沸きました。和歌山県白浜町の上空。徐々に雨雲に置き換わり、やがて大雨に。激しすぎてレジャーどころではありません。
撮影した人:「だーって降り始めて、10分くらいでやんで。屋根の下にいても降り込んでくる感じ。土産店で傘を買ってから外に出る流れになった」
■強風で店の飾りあおられ…雷も
強さが気になるほどの雨、ゲリラ雷雨は静岡でも。風も強く、雨水は波を打つように道路を流れていきます。大量の雨が一気に降ったせいで排水が追い付かず、冠水した道路も。
撮影した人:「とにかくひどい雨だった。音もすごかった。少し前に雷があって、その後ゴーっと大量の雨でびっくりした」
局地的な雨は午前から午後にかけて静岡県内の広い範囲で降りました。ショッピングモールの飾りも風にあおられ、上下に揺れています。御殿場では1時間で50ミリを超える非常に激しい雨となりました。
■「バケツ返したような」道路冠水
秋の前線が列島各地に影響を与えた一方で、夏の高気圧のふちを回る湿った空気の影響で大気が不安定になった地域も。午後0時半ごろの沖縄県名護市は道路が冠水し、車はタイヤの半分ぐらいまで水につかっています。
撮影した人:「バケツをひっくり返したような状態。想像できないようなゲリラ(豪雨)だった。30分から1時間ほどバーッと降って、雨雲が逃げていってる状態」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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