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ゼレンスキー大統領が国連で演説 ロシア非難と…「安保理の改革」訴え(2023年9月21日)
国連の安全保障理事会でゼレンスキー大統領(45)が演説し、ロシアを非難するとともに国連の改革を訴えました。
■ゼレンスキー氏 国連で演説
ウクライナ情勢を話し合う国連安保理の首脳級会合。その冒頭、ウクライナのゼレンスキー大統領が最初に演説することにロシアが激しく抗議。すると、議長を務めるアルバニアのラマ首相は…。
アルバニア(議長国) ラマ首相:「解決策があります。ロシアが戦争をやめれば、ゼレンスキー大統領が発言することはありません」
ロシアの訴えを一蹴。異例の展開で会合が始まりました。
■ロシア非難と…「安保理の改革」訴え
ゼレンスキー大統領は、ロシアの軍事侵攻を非難するとともに「国連改革」を訴えました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領:「侵略者の手にある拒否権こそ、国連を行きづまりに追い込んでいます」
平和を脅かす存在があれば制裁を科すなどの権限を持つ国連安保理ですが、常任理事国のロシアが拒否権を行使するため、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案はいずれも否決されています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領:「国連総会には拒否権を克服する真の力を与えるべきです」
ゼレンスキー大統領は国連加盟国の3分の2以上の賛成があれば拒否権を覆すことができる案を提示したほか、常任理事国を拡大して日本やドイツなどを加えるべきだとも訴えました。そのゼレンスキー大統領が退席した後、入れ替わる形で議場に姿を見せたロシアのラブロフ外相。直接、顔を合わせることはありませんでした。
この前日、ゼレンスキー大統領が演説でロシアを批判するなか、全くの無関心ぶりを見せていたロシアですが、この日はラブロフ外相が軍事侵攻の正当性を主張するなか、演説の内容に関心がないのか、議長を務めるアルバニアのラマ首相、奇妙な模様を紙に書いていました。
ウクライナ軍は17日、東部戦線の最激戦地ドネツク州バフムト郊外の集落クリシイフカを奪還。東部の要衝バフムト奪還へ向け、攻勢を強めています。ただ、ウクライナの反転攻勢は思ったようなペースでは進んでいないのが現状です。
その反転攻勢の行方を左右するのが各国からの支援ですが、ウクライナ情勢を巡っては国連加盟国の間で分断が深まるばかりで、国連の存在意義が問われています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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